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甕のぞきの色 (山岸凉子スペシャルセレクション 4)

甕のぞきの色 (山岸凉子スペシャルセレクション 4)

甕のぞきの色 (山岸凉子スペシャルセレクション 4)

作家
山岸凉子
出版社
潮出版社
発売日
2010-03-20
ISBN
9784267905346
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甕のぞきの色 (山岸凉子スペシャルセレクション 4) / 感想・レビュー

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小夜風

【所蔵】再読。「甕のぞきの色かめのぞきのいろ」「ウンディーネ」「木花佐久夜毘売このはなのさくやひめ」「スピンクス」「パニュキス」「月氷修羅げっぴょうしゅら」「着道楽きどうらく」収録。この巻はあまり好みじゃない。新興宗教に対する嫌悪感がどうしても拭えないからかな?読めば一話一話は面白いですが、全体的に印象が薄いです。「着道楽」は怖面白かったです。

2013/11/25

ぐうぐう

現代の日本を舞台に不思議なるものを描くにあたって、山岸涼子は日本や西洋の伝説をそこに重ねようとする。蘇った伝説は、しかし実にしっくりと日常に染み込み、恐怖となってじわじわと立ち昇る。さらにすごいのは、その伝説による恐怖が、現代の社会批評の側面をきちんと機能させている点だ。だから伝説が、とても身近な恐怖として、迫ってくる。

2010/05/17

直人

『甕のぞきの色』『ウンディーネ』『木花佐久夜毘売』『スピンクス』『パニュキス』『月氷修羅』『着道楽』 鰯の頭もなんとやら──という表題作。 信じるというのはどういうことなのか?について掘りさげられている。 強烈なのは『スピンクス』。 今でこそモンスターペアレントなんていう言葉もあったりするが,この話が発表された頃にはせいぜい”教育ママ”がいいところ。

2018/10/16

MM

「着道楽」がよかった。既に故人である女主人公が法事に着ていく着物を慌てて探している様子がシュールに描かれていて私は好き。実は法事は女主人公自身の法事だったと云うのが。。。

2020/01/23

くさてる

山岸涼子は、超自然的な内容を描きつつも、無批判にそれを受け入れることはしない。けれど、その不思議な内容を頭から否定もしない。そのバランスの巧みさに、安心する。そして、この作品集でいちばん好きなのは「木花佐久夜毘売」。最後のヒトコマで気持ちがドキドキと、そしてふわりと軽くなる。

2011/11/05

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