動物という文化 (日髙敏隆選集 IV) (日高敏隆選集 4)
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動物という文化 (日髙敏隆選集 IV) (日高敏隆選集 4) / 感想・レビュー
ぽんくまそ
動物といっても、動物園にいる動物ではない。動物園は、動物のうちの一種にすぎない脊椎動物だけ、その中でも特にほ乳類を優先した生体展示だ。生物はもっと多様にして、己のスタイルで堂々と生きている。生物のなかでのヒト(ほ乳類・脊椎動物)優越史観を根本からくつがえす好著である。「ナマコは、要するに、球型のウニが上下の方向に長く伸びてキュウリのような形になり、それが横に倒れたものと考えればよい。」など、あ、そうかと思える説明に感謝。昔、講談社学術文庫で読んだときには、なぜ節足動物の種類が多いかの理由がわかり興奮した。
2014/08/05
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