チャーリー式100Q/100A 「悩み方」を考える超・人生相談
チャーリー式100Q/100A 「悩み方」を考える超・人生相談 / 感想・レビュー
佳音
はあ・・・? くだらない。以上
2014/01/05
Bartleby
社会学者かつラジオパーソナリティーである著者の人生相談。身の周りにありそうな問題を社会学的に立てなおしている。一人の人間が誰かに関われることの限界や選びとれる未来の有限性のようなものを著者は繰り返し強調していて、だからこそこの本でも答えを出すのではなく、「悩み方」を読者に示しているのだと思う。ここから読者は相談者と一緒に改めて悩んでみたり、社会学に興味をもって学んでみたりできる広がりのある本だと思った。
2012/04/23
白義
いわゆる、現代社会入門として、最近読んだ中ではとりわけ素晴らしかった。なぜか?ひとつに、具体的な人生相談の構成を取ることで、抽象的な後期近代化論とか社会学の知と各論が有機的に繋がる感覚が見通せることだ。次に、答えではなくあくまで悩み方や考え方の提示に終始していること。新しい言葉を読者に与えているとも言える。この点で、やはり師匠の宮台よりチャーリーは上だ。そして聞き手の荻上チキの合いの手もかなり高度。友人、恋愛、家族に学問、社会や政治まで、考える手がかりがたくさんある。面白かった
2012/02/14
さえきかずひこ
人生相談にしてはむつかしいことばづかいだなと思っていたら、その理由をあとがきで荻上チキが書いていた。本書は人生相談を山車にしたcharlie×チキの社会学系対談集。人生相談としてははっきりいってメタな領域にある(副題で明示している通り、人生のいろいろに悩む自分について社会学的な見識を援用して悩む本なのだ)。だから、はっきりいって読者は限られるだろう。自分が悩む構造に悩むあなたはぜひどうぞ。
2009/03/26
地獄汗だるま
結構昔の著作だけど「これが答えだ!」というようなチャーリーの師匠、宮台真司氏の気持ちいい言い切りではなく、タイトル通り【悩み方を考える】いいきっかけになった。寄せられる悩みは実に様々で中2っぽさ炸裂していたり。自分にも同じ様な悩みがあったりして同化させてみたり。ちゃんと答えは出なくても考えるきっかけになった。チャーリー自身パーソナリティーをつとめる「文化系トークラジオLife」風味満々で面白く読んだ。それと荻上チキ氏の間の手、脚注がいい味をだしている。二人の黒歴史や中2っぽさがいい意味で垣間見られて絶妙!
2013/04/15
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