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生贄たちの狂宴 下 (ランダムハウス講談社文庫)

生贄たちの狂宴 下 (ランダムハウス講談社文庫)

生贄たちの狂宴 下 (ランダムハウス講談社文庫)

作家
デヴィッド・ヒューソン
山本やよい
出版社
武田ランダムハウスジャパン
発売日
2007-03-31
ISBN
9784270100912
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生贄たちの狂宴 下 (ランダムハウス講談社文庫) / 感想・レビュー

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RIN

話が転がり出すと誰が敵やら味方やらの展開が持味の作家さん。下巻は一気読み。ニックの新相棒ペローニと病理学者テレサが味があってカッコいい。この作家の魅力は、加害者―被害者―警官という三者の心理的距離感にある。加害者はターゲットと動機が明確で残虐な殺害方法にも理由があるところも。現実社会で、あまりにも理解不明な動機と無差別殺人が増えているせいかも。シリーズのメインキャラたちがそれぞれに魅力的なのも物語の「人間味」を支えている。これでシリーズ全部読んでしまった。新刊が待ち遠しい。

2012/06/19

ほちょこ

シリーズ物の2作目とはいえ、なかなか読ませるミステリだった。イタリアマフィアの介入から、血なまぐささやファミリーの絆のようなものも絡んできて、どうなることやら、と思ったが、最後はおさまるべきところに収まるミステリ、という感。次作にも期待したい。

2015/07/08

うたまる

「ここがローマだからだよ。ある意味で、われわれはみなここから生まれたのだ。世の中がどんなにすばらしくなるかを教えてくれる。そして、われわれの選択しだいでは、どんなに悪くなりうるかも」……まさにローマならではの話だった。日本で言えば京都になるか。つまり、歴史、宗教、政治についての、怨念、欺瞞、罪悪を語るに最も相応しい地。ストーリーはラストに向かうにつれ荒っぽく理不尽さを増すが、主役と脇役のキャラの魅力でカバーしている印象。これは著者の力量か、翻訳者の手柄か。

2013/01/04

旅猫

ニックのまわりの個性的な面々も活躍し事件は――解決、かな。ニックが最後につぶやく名前が、きれいな余韻となって印象的。読後イタリアの白が呑みたくなりました。ファルコーニの呑んでるほうじゃなくて、ニックの呑んでるほうで、是非。

2011/02/07

tm

ストーリーがなってない。まったくだめ。

2016/11/26

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