聖なる比率 上 (ランダムハウス講談社文庫 ヒ1-7)
聖なる比率 上 (ランダムハウス講談社文庫 ヒ1-7) / 感想・レビュー
きうりっち
初めて読んだ作家。イギリスの作家だけれど、ローマを舞台にイタリア人の警官の活動を書いているというのが不思議な気がした。面白かったし、登場人物もけっこう魅力があるが、謎解きは良く分からなかった。結局殺された人たちは犯人とどういう関係があったのか? 指揮を取っていたのはほんとにこの人なの?という疑問も持ったし、もう少し説明がほしかった。アメリカとイラクとの戦争の中のひとつのエピソードと理解すればいいんだろうか。
2014/02/07
ひなた
タイトルを見て絶対好きなタイプの本だと思った。雪のローマ、闇に沈むパンテオン内部に天窓から雪片がひらひらと舞い落ちる。物語冒頭の犯行現場の描写がとても神秘的で美しい。恐いとか不気味とかいうよりも冷ややかな理性を感じさせる現場の様子は、ダ・ヴィンチやウィトルウィウスのルネサンス的世界観へと読者を誘う。好きな感じだなぁと思いつつ読み進めると、なんだか物語は徐々に現代的に・・・。あれ、歴史サスペンスじゃないの?この物語は一体どんな方向へ進むんだろう。ということで下巻へ。
2013/12/25
あきひと
下巻が楽しみ
2015/06/24
旅猫
大雪のローマ、パンテオンに横たわる死体。天窓から降り注ぐ雪――非常に幻想的な光景から始まるシリーズ第3弾。この巻はぜひ映像で見たいと思いましたね。
2011/03/01
himehikage
ローマが舞台なので観光名所もいろいろ
2009/06/21
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