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フェイクと憎悪 : 歪むメディアと民主主義

フェイクと憎悪 : 歪むメディアと民主主義

フェイクと憎悪 : 歪むメディアと民主主義

作家
望月衣塑子
斉加 尚代
西岡 研介
北野 隆一
立岩 陽一郎
古田 大輔
福嶋聡
香山リカ
梁英聖
辻 大介
川端幹人
臺 宏士
永田 浩三
出版社
大月書店
発売日
2018-06-18
ISBN
9784272330942
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フェイクと憎悪 : 歪むメディアと民主主義 / 感想・レビュー

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樋口佳之

魯迅は言っている。筆で書いた噓は、血で書いた真実を隠すことはできないと。/いかに被害者の声に頼らないで、メディアは差別と極右の危険性を報道できるのか。被害者の声をメディアが取り上げる重要性は疑うまでもない。だが問題は、日本のメディアが、被害者の声に頼らなければ、ほとんど差別を批判できない点

2018/06/24

WaterDragon

とても良い本に出会いました。 なぜ、メーカー(一部の出版社や新聞社)は、フェイクやヘイトを発信するのか。 その答えは、「売れるから」あるいは「PVが稼げるから」といったある意味では〝単純な〟〝資本主義的な〟ものです(そして講読者はそれを拡散し、結果、社会が分断されるわけです)。 本書が指摘しているように、メディア(出版社も含め)がヘイトやフェイクにたいして、どういった構えで発信していくのかがとても重要だと感じます。 日本が、〝反レイシズム0.0〟の位置にあることに、憤りを感じます。

2018/06/29

futomi

13人の書き手(インタビューを含む)が、フェイクニュース、ヘイトスピーチ、ジャーナリズムなどを考察する。学ぶことの多い読書だった。 驚いたことは232ページ 日本には、包括的な差別禁止条約がないということだ。「それは差別だ!」と批判する基準を持たないということで、「なんだかおかしいな、悔しいな」という思いが個人的な感覚の相違だと無視されてしまうことだ。 262ページ「ジャーナリズムは、声をあげられない人のた めにある」がとても心強い。

2018/10/19

umeko_yoko

ものすごい考えすぎてめちゃくちゃ読むのに時間がかかりました。わたしの浅い知識や感覚で議論をする気はまったくありませんが、なんか最近の日本おかしいよね?というのが、この本を読んで「憎悪」に通じる気持ち悪さだったのかなと。 「正しいことをコツコツ訴えても数字が取れない」「刺激の強いものほど拡散される」「日本が間違ってなかったとするためには次の敵(中国・韓国)が必要だった」など、少し腑に落ちました。 最終的にはやはり「人としてどうか」、ただそれはあくまでも「自分にとって」であってもだけど、それしかないのかなと。

2018/10/05

オールド・ボリシェビク

ネットはとんでもないものを生み出してしまった。パンドラの筺でもあるのだ。しっかりと、自分を持とう。確立しよう。さもないと、とんでもないことにあるぞ。

2018/07/31

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