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音楽と数学の交差

音楽と数学の交差

音楽と数学の交差

作家
桜井進
坂口 博樹
出版社
大月書店
発売日
2011-05-20
ISBN
9784272440382
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音楽と数学の交差 / 感想・レビュー

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やいっち

音は数の表れ。音楽は身体化された数。深く楽しき洞察。音楽が決して音学でないように、数学が数楽であったら、世界が違って見えるに違いない。音楽のセンスもある数学者は、世界はどんな風に見えているのだろう。  音は数の表れ。音楽は数学の表現。あるいは絵画などの芸術も宇宙の一番深い芯を探り描く営為なのではないか。それにしても数学こそは至上の音楽なのだとしたら、改めて数学的センスの持ち主に嫉妬してしまう。

2019/11/07

KAZOO

櫻井さんの数学に関する随筆の本はいくつか読んだことがあって楽しめました。その櫻井さんと音楽家のコラボレーションでかなり興味をひく本が出来上がっていたようです。古代ギリシャや日本の江戸時代などから数学と音楽は結構関係があったということがよくわかります。特に数学の中の音楽というところで素数を取り上げているのが目を惹きました。

2014/09/04

原玉幸子

数学が芸術の何たるやに関わっているのは予感として大いに頷けるので購入したのですが、第1章の12音階の仕組みは良くても、其々の歴史を辿る第2章はやや無理がある展開の気がして、「数学と音楽に通底する何かをロマンチックに語って欲しい」と、途中から意識がスローダウンしました。ところが、音楽と数学に関連した未来予測の第3章は瞠目。数学の本質は、(無限でなくて)「ランダム」。そして、音楽の本質は「時間」。いつか別の視点から「音楽は時間」と語るその感性を追究してみたいと、ちょっと震える感動でした。(◎2023年・冬)

2023/12/05

vinlandmbit

音楽理論側も数学側もある程度は書籍等で知識ありましたが、双方を対比させながら展開する本書を読みながら以外に漏れていた点や見方が変わる点もいくつかあり発見ある良書でした。音楽も数学も学問として、またひとつの趣味としてゆっくり学び続けていきたいものです。

2015/08/11

玖良やまだ

異分野?のもの共通点を思考・考究していく。宇宙物理学と原始仏教なども僕が好きなジャンルだ。入り混じったものではなく、純粋であるほど共通点を見いだせる。人間関係も同じだ。異業種間交流を行う。そこに新しい発見があり、発想が浮かぶ。視点が全く違うから面白いのだ。たとえば「ピーマン」ひとつでも話い合うと学ぶことが多い。音楽を数学的に言えば「数の比の美を極める調和の学」である。アインシュタインは「私にとって死とは、モーツァルトを聞けなくなるということ」と言っている。

2019/05/25

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