【文庫】 メモリーを消すまで I (文芸社文庫 や 2-3)
【文庫】 メモリーを消すまで I (文芸社文庫 や 2-3) / 感想・レビュー
キューポップ
【面白い】犯罪防止の為出生したら頭にチップを埋められ、全記憶はメモリーチップに記録される。再犯防止目的で記憶削除を請け負う国の組織、MOC。組織内の派閥、記憶の悪用。同じ担当官でも良心に添う者と悪用に走る者。国民を思いやる者と出世競争に奔走する者。ストリートチルドレン達の仲間内の結束。 /面白い。本当にこれは山田悠介か?と見返した位だ。今までの良かった作品と比べると、じっくりよく練られてる印象。久々に山田悠介氏の当たり本か?感想書くのももどかしく既に下巻へ。
2019/12/22
緑ドンviva
読み始めるまでが長かったが、読み始めたら意外と設定がリアル?というか普通に入り込めた(笑)赤ん坊の頃にメモリーチップというものを頭の中に埋め込まれ、再犯防止のため未成年犯罪者の罪を犯した部分だけの記憶を削除していく……。みたいなお話。色んな陰謀が渦巻いてて面白いかも。次巻も合わせて買っといて正解だった! …って思ったのは私だけなのかもしれないので、あんまり参考にしないで下さい(笑)
2016/03/30
ろびん
記憶を記録するチップ。そして、削除される記憶という名の記録。この世界観はさすが山田氏ならではって感じですね、実に面白い。どんな世界にも下劣で最低なヤツがいて、正義を貫く人がいて…続きはⅡを読んでから!
2014/06/05
future4227
よくもまぁこういう仮想世界を次から次へと作れるものだと感心してしまいます。あり得ない世界の話ではありますが、現実の世界における社会問題や人間の生き様などを考えさせるストーリーだと思います。初期の頃のグロさと理不尽さが強烈にクローズアップされる作風から、最近は心情描写に力点を置く作風に移行しつつありますね。こういうタッチも好きです。上巻は様々な立場にある人物の思惑や陰謀が中心に描かれていましたが、下巻ではどう結末に向かうのか楽しみです。
2014/03/03
titilogy1739
記憶削除をするMOCの話。記憶削除があったら確かにこういうことにもなるなと。怖い。
2014/03/02
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