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【文庫】 悪鬼のウイルス (文芸社文庫 に 2-2)

【文庫】 悪鬼のウイルス (文芸社文庫 に 2-2)

【文庫】 悪鬼のウイルス (文芸社文庫 に 2-2)

作家
二宮敦人
出版社
文芸社
発売日
2015-06-04
ISBN
9784286161464
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【文庫】 悪鬼のウイルス (文芸社文庫 に 2-2) / 感想・レビュー

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dr2006

文章はライトだけど、中身はグロ&ホラでダメージある。仲良し高校生の男女4人は、とある秘境駅に降り立った。元は栄えてたらしいがシャッターが下りた廃屋ばかりで、人影もなく閑散としている。のんびり野山の散策と高を括り奥へ進んだ彼らが目にしたのは「17歳以下の子供が18歳以上の大人を支配する恐怖の自治」だった。4人は銃を突き付けられ子供たちに捕まってしまう。人里から隔絶された山奥で繰り広げられる異常な統治に目を背けたくなった。捻じれた愛情と想像力に欠けた思い込みほど、憎悪を生むものはない。悲しいことだ。

2022/04/29

ジンベエ親分

2017年の締めに悪趣味な本を読んでしまった(笑) まあハズレなのはほぼ分かってたけど(笑) 高校生の男女4人が入り込んだあるド田舎の小さな村は、子供が大人を家畜のように飼育して支配している村で…という話。そもそもそんな限界集落に子供がそんなにたくさんいたのか、とか、いくら贖罪の意識や罪悪感があったとはいえ、猟銃1本と拳銃1丁しか武器を持たない子供たちに支配されてしまうとはどんな大人だ、とか、読んでる頭の中はツッコミの雨あられ(笑) おまけにタイトルに偽りありだし。悪趣味さも半端だし。

2017/12/31

Yu。

‥誰もいない、いや‥。。夏休みの思い出として山間部の集落へ探検に来た四人の高校生に生き地獄が待つサバイバルサスペンススリラー。。始まりあっての終わりなんだけどさ、読後は温度差に魅せられます。。そうそう、見て見ぬふりは嫌よね。。

2024/05/05

さこぽん

子供が支配する村。大人は家畜として飼育されている。 どうしてこんなことになってしまったのか、「腐り鬼」が生まれた理由がやるせない。マサルのように愛情を持った大人もいるのに。生き残った子供たちが幸せになれるように。

2021/02/06

ミーナ

廃村に見える村を訪れた智樹ら4人。目撃した子供達による殺人。そこは18歳以上の大人達は地下室に監禁され家畜以下の生活を強いられる、武装した子供達が殺戮で支配する悪夢のような村- 世界のどこかに実在するかもしれない『ジェノサイド』のような理不尽で残酷な世界。圧倒されるほどのエグさでありながら読みやすい。奈々枝の狂気が見もの。後半はふつうの話になってしまっている。

2015/06/27

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