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【文庫】 狂化 (文芸社文庫 に 2-3)

【文庫】 狂化 (文芸社文庫 に 2-3)

【文庫】 狂化 (文芸社文庫 に 2-3)

作家
二宮敦人
出版社
文芸社
発売日
2016-08-04
ISBN
9784286177571
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【文庫】 狂化 (文芸社文庫 に 2-3) / 感想・レビュー

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Yu。

納得です‥ “人の心は小宇宙” を巧く捉えた良くも悪くもな人間味溢れる心の複雑さを突いた苦味の効きが癖になる四篇+アトガキの倒錯劇場。。全てとても良かったが、見知らぬ女性と恋仲になっている数々の場面を見られている“僕”の身に起こる乖離性健忘症のドラマが描かれる「FILE.2」は特に印象深い。

2018/12/27

のりすけ

あっという間に読み終わっちゃった。構成が上手い。アトガキで「ああ、そういう」となる。少々説明臭い「橋田寿賀子かっ!」と言いたくなるようなセリフ回しに引っかかったのがマイナス。あかんと言われたらしたくなるのよ。この世のすべてに命が宿っててその命を奪…そんなことわしは知らん!食いたいものを食う!この食欲を抑えられるのは、血糖値、ガビーンΣ(゚д゚lll)だけなのさ。

2020/05/29

じーつー

4つのファイル+アトガキ。 狂った4人の記録と後書き。 抑制された事へ果てしない執着を覚える人、記憶にない経験を持っている人、世界を構築する全てが死体のように見える人、そして呪いに翻弄される人。 4人のエピソードとしては後ろの作品へ進むに連れ面白くなってきたかな。 その勢いでアトガキまで。 むしろアトガキが本編なのではと。 正常であることと狂っていることの境界はどこ? 自分が正常である根拠は? 隣人も正常である根拠は? ああ、電車に乗るのが怖いなぁ。

2021/01/09

JKD

疑念と不安と好奇心が混ざりあって狂気に走り出す話。そこには本人にも理解されない心の崩壊があるのです。ちょっと軽めのイヤミスでした。

2016/08/11

りょう(アイコン変更5)

ホラー短編集。日常的にありえそうな感じが怖かった。ちょっとしたことがきっかけで、人は狂う可能性もあるのだなーと。最後のアトガキで、それぞれの顛末が書いてある。やっぱりみんな不幸になってた。サラッと読めて楽しめた。

2016/12/02

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