あいつは戦争がえり (文芸社文庫)
あいつは戦争がえり (文芸社文庫) / 感想・レビュー
H!deking
という訳でずっと探していたのですがやっとブックオフで捕獲しました。久しぶりのトカジさんですね。いやこれ結構考えさせられるというか、意外とちゃんとしてました。うわべだけ掬ってしまうといつものトカジ節全開のバカバカしいお話ではあるのですが、冷静に考えると情報化社会怖いな。
2023/11/12
harass
この作家のごく最近の作品を読んで見る。2017年の描き下ろし。2018年、チベット自治区で中共人民解放軍がジェノサイドを実施。トランプ大統領がチベットに介入することに。ただし、民間軍事会社のみで、民間日本人も参加することに。主人公たち三人は最長一年の戦役の参加者であり、日本に戻ってきても彼らはまったく認められず、精神的な後遺症に悩む彼らの生活は苦しかったのだが… 著者にしてはシリアス寄りで死と暴力の扱いが相変わらず軽い。社会風刺があるがさほど臭くないのがいい。暇つぶしの読み物として。名作ではないが。
2018/11/10
ぴかりん
戦争帰還兵三人の視点で描かれているクライムノベル。とにかく派手に人が死にます。人の狂気、戦争の悲惨さ、戦争反対、現代日本の危うさ、世界情勢…それらについて、何らかの思いがあって書かれた作品かとは思いますが、よくはわかりません(笑)。戸梶好き以外の人にはこの小説無理かなあ…
2017/11/21
bam
悲しき帰還兵たちのお話。自分の国は自分で守る。それは私は正しい事だと思う。でも政治的にコトが進んで罪なきチベットの大地に血が流れるのはイクナイ。現在進行系で民族浄化してる中国イクナイ!北京オリンピックの前に少し騒がれたけど、フリーチベット忘れちゃダメ。トガシ本としてはかなりシリアスなお話。でもちょいちょいトカジイズムが感じられて良かった。
2018/10/21
のじ
戦争がしたい人は一握りで、その人たちのたいていは戦争には行きたくないし、しにたくない。だけど今でも戦争で大勢の人がしんでしまっているのでした。架空の物語だけれども、こういう話を読むと日本は平和だなと思います。そして平和は良いことです。それだけでも生きていくのは難しい。戸梶氏のイラつきがつたわってくる。
2017/12/04
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