地球生命 水際の興亡史 (生物ミステリー(生物ミステリー プロ))
地球生命 水際の興亡史 (生物ミステリー(生物ミステリー プロ)) / 感想・レビュー
jackbdc
豊富なカラー写真やイラストと動物たちのショートストーリーが興味をそそる。古生物に詳しくない私もグッと惹きこまれた。今まで博物館で素通りしていたこれらの水生生物の生態に少し関心が増してきた。驚いたのは4億年前の古生代から魚類、両生類や爬虫類の見た目がそれほど変化していない事。地球環境への適応という点で完成度が高かったという事なのかも。一方で哺乳類が水中に入ったのはごく最近(数千年前)だから、まだ発展途上で見た目も生態もまだ変わる可能性がありそう。偶蹄目の鯨が水に入ったように猿もそうならないとは言えないかも。
2022/03/06
5〇5
「生物ミステリープロシリーズ」の後継本です。陸地と水域の境界域に関係深い脊椎動物が解説されます。これまでの古生物関連本ではあまりお目にかかったことのない魅惑的な古生物達が満載で楽しめました。平易な説明に加えて、豊富な画像とイラストがイメージを増幅してくれますね。
2021/10/16
Go Extreme
陸へ: 41億8000万年間のプロローグ 二つの大陸と一つの超大陸 先行する両生類: 栄え始めた四足動物 両生類,覇権をとる 大絶滅のその先に 王者登場: 新時代の始まり 再び三畳紀 超大陸で始まる歴史 水際の覇者とその仲間たち: 水の世界へ 恐竜たちの“ライバル” 水際の頂点へ 私たちも海へ: かくして哺乳類も水中へ進出する さあ,水中へ。みんな,水中へ 内陸の水際で暮らす大きな仲間たち 日本のカイギュウたちと
2021/08/28
黒胡麻
魚類、両生類、ワニ類、水棲哺乳類など、水と陸のはざまに生きた様々な古脊椎動物たちを紹介している。中生代から新生代におよぶワニ類の多様性に驚いた。両生類は石炭紀に有羊膜類を生み出した後は衰退したように思っていたが、その後のペルム紀にも爬虫類や単弓類と張り合えるような大型種がいて繁栄していたのは意外だった。
2024/01/03
ぞだぐぁ
タイトルや表紙の化石から脊椎動物の水上への進出の辺りのことを書いた本かと思ったら、もっと範囲が広くて恐竜時代や新生代に陸生から水生に変わった生物の事もあった。 フルカラーの挿絵や写真が入り、レイアウトも教科書の様に見やすく縦書きにこだわりがなければとても分かりやすく書かれていた。 特に印象に残った事として、落下して骨折するのは陸生でないとありえないって言葉が確かにそうだと腹落ちした。
2022/10/25
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