合唱 岬洋介の帰還 (『このミス』大賞シリーズ)
合唱 岬洋介の帰還 (『このミス』大賞シリーズ) / 感想・レビュー
starbro
新型コロナウィルス対策購入シリーズ第45弾、中山 七里は、新作中心に読んでいる作家です。本作は、中山七里デビュー10周年連続刊行企画、第四弾とのことです。 岬父息子対決、もう少しスリリングな展開を期待したのですが・・・ https://tkj.jp/book/?cd=TD004185
2020/05/15
nobby
「約束を果たしに来ました」まさにそれ岬洋介の帰還!自ら被るであろう負債や風評などお構いなく、ただ途轍もなく大きなきっかけを作ってくれた友人のため…それが彼なのだと分かっていて思わず身震いするばかり…まさにミイラ取りがミイラになる、八方塞がりに陥った検事の疑いは晴れるのか。その敵味方にほぼオールキャスト活躍とは反則極まりない(笑)真犯人こそ予測の範疇だったものの、後半の法廷シーンでの反証は爽快そのもの!というより、これ御子柴シリーズかと突っ込むつもりが、まさかのサプライズ展開まで用意とは究極のサービス満載♬
2020/05/30
しんたろー
岬洋介シリーズ最新作は、中山ファミリーによるオールスター戦で、各々のキャラクターを活かした展開になっていてファンには楽しい。あくまで主役は岬洋介で、父との対決や、御子柴や渡瀬に一目置かれる姿が凛々しい。好きな脇役のヤクザ山崎やキャシーも笑える使い方をしていて嬉しいが「未読の人はついていけないのでは?」と余計な心配をしてしまった。ミステリとしては「密室で検察官が殺人」という出だしは巧いが、真相は著者のレベルとしては低調に感じた。あくまで「ファン感謝祭」として楽しむ作品で、次作のシリーズ最終巻?を期待したい♬
2020/07/10
旅するランナー
取調中に銃殺される凶悪犯。意識を失っていた天生検事による犯行を示す証拠が示される。この友の危機を救うため、岬洋介が帰ってくる。それは父と子の相剋でもある。そして愚か者たちの合唱が始まる。法廷で明かされる真実、とても緊迫感がありスリリング。流れるような展開にイッキ読み間違いなし。新たな事件に巻き込まれる次回作が楽しみでならない。
2021/01/11
Makoto Yamamoto
帯に書いてある通り、主だった作品の登場人物が役割を果たし、『もう一度ベートーベン』での視点だった天生が検事正となって登場。 面白くてあっという間に読んでしまった。真犯人は状況から推測して当たっていたが、その背景も別の作品に出ていたのに気が付いた。 次作が「お別れはモーツァルト」とかで、楽しみ。
2021/02/07
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