【2021年・第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】元彼の遺言状 (『このミス』大賞シリーズ)
【2021年・第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】元彼の遺言状 (『このミス』大賞シリーズ)
- 作家
- 出版社
- 宝島社
- 発売日
- 2021-01-08
- ISBN
- 9784299012364
【2021年・第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】元彼の遺言状 (『このミス』大賞シリーズ) / 感想・レビュー
starbro
「このミステリーがすごい!大賞」大賞受賞作は、毎年楽しみにしています。本書は、コミカル・リーガル・ミステリ、粗削りではありますが、大賞受賞作に相応しい面白い作品でした。東大法学部卒で弁護士の著者は、自己投影しているのでしょうか、女弁護士 剣持麗子のキャラが立っています。 次作をシリーズで行くのか、別路線で行くのかわかりませんが、楽しみにしています。 https://tkj.jp/campaign/motokare/
2021/03/11
kou
一見、突き抜けた価値観を持っており冷たく感じるが、どこか人間くさい・・・こんな主人公を待っていた!ホントにキャラ濃すぎ(笑)。ストーリーも面白く読むのが止められなかった。是非、剣持麗子を主人公にした続編も読んでみたい。それにしても、「恋は盲目」って言葉があるが、信夫は、一旦、冷静になった方が良いと思う。
2021/07/26
bunmei
『このミス大賞』の作品。著者が弁護士ということで、法律場面の描写は細かく記されており、新たなキャラの女流弁護士探偵が誕生。誰もが羨む美貌を有し、歯に衣着せぬ物言いと、仕事においても敏腕振りを発揮、おまけにお金に対しても貪欲な女。その名も剣持麗子!実写化されれば、この役は間違いなく『菜々緒』しかいないだろう(笑)事件は多額の遺産相続に関するもだが、そのシチュエーションが斬新。「自分を殺した相手に全資産を相続する」という謎めいた遺言状を巡って、大企業や血縁関係の裏事情が交錯し、意外な犯人へと展開していく。
2021/02/11
うっちー
主人公キャラは卓越でシリーズ化できそうですが、何かまどろっこしい感じでスッキリしません
2021/02/08
Kanonlicht
設定がうまい。そんなことありえないだろうと思いつつも、ぎりぎり論理が破綻しない登場人物たちの動機付けが絶妙。狭い人間関係の中にやや問題を詰め込み過ぎな感はあるけれど、それがちゃんとつながりあい収まるべきところに収まるのは、綿密に練られたプロットのなせる業。さすがのこのミス大賞受賞作といったところ。
2021/05/16
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