全裸刑事チャーリー
全裸刑事チャーリー / 感想・レビュー
鉄之助
タイトルと装丁に惹かれて手に取った。全編ギャグのオンパレード、軽~くあっという間に読み終えた。ヌーディスト法が施行され全裸で街を歩いても咎められない”空想”の日本が舞台となり、警視庁初の全裸の警部・茶理太郎(チャーリー)が主人公。股間でのみで操作する「ペニスマホ」や指紋ならぬ「チン紋」で犯人捜査するなど、ありえない設定が次々と現れて、笑わせてくれる。「服なんて着ているからダメなんだ。生まれたままの姿になれ」がチャーリーの口癖。虚栄・虚飾にまみれるな、もっと本能によって生きよ!と聞こえ、今の我々への警鐘か。
2022/05/09
旅するランナー
これはチン品。ヌーディスト法が施行された日本で、股間を屹立させながら犯罪に勃ち向かうチャーリー警部。ショートショートでサクサク解決。まあ、そんな推理よりも、指紋代わりのチン紋、魚拓ならぬチン拓、全裸族専用カフェ「マーラ」、雑誌「セブンチーン」、バッチングマシーンにフェンチング、チン型マラナウイルスによるチン急事態宣言など、下ネタ系の造語に作者は重点を置いているに違いない。ちょっとイチモツ、いや、いちゃもんつけたくなりますけど、そこはチン着冷静に受け入れましょう。
2022/05/26
麦ちゃんの下僕
ヌーディスト法が施行され、日々ヌーディストが増加しつつある日本…警視庁初の“全裸刑事”である茶理太郎=チャーリーが、相棒の七尾(反全裸派)と共にヌーディストが巻き込まれた事件に“勃ち”向かう!?(笑)…七尾さんの作品は今回が初読みですが、もう清々しいほどに“バカ”ですね(笑) あのバカミスの傑作(!?)蘇部健一さんの『六枚のとんかつ』の下ネタ&おバカさを200%増量したような作品です(笑) それにしても「全裸」というキーワードだけでよくこれだけのエピソードを考えつきますね…ほんと感心してしまいました(笑)
2021/12/31
とん大西
おふざけが突き抜けてます。馬鹿馬鹿しくて本当に笑えました。ヌーディスト法が施行された日本。猥褻物陳列罪や露出狂の類いだったものが…アッチでも全裸、コッチでも全裸、総理大臣も全裸。いち早く全裸となった警視庁のチャーリー刑事が全裸の矜持を振りかざしあらゆる全裸の難事件に挑む(何回、全裸と書くやら(^_^;))。下半身ネタてんこ盛りながら、お下劣やおぞましさの一歩手前の悪ふざけ。一本筋の入ったチャーリーの全裸道にはむしろ清々しささえ感じてしまうほどです(いや、違う違う)(^_^;)
2022/03/13
こも 零細企業営業
なんという恐ろしい小説が出てきたんだ。警察官が全裸だぞ!?全裸の刑事がアソコを立てながら事件を解決だぞ?警察手帳も財布の収納場所とか、、此処では書けないからな!カフェでミルクを入れた後に、、、ノーーー!!腹筋が崩壊する!!さらに寒くても全裸で冷凍庫に閉じ込められて、凍死直前に毛皮のコートを渡されても着ないとか、、なんでそんなに全裸にこだわるだよ?そして、掛け布団も否定するなよ!頼むよ、、服を着てくれよ。。ヌーディスト法なんて悪法だ!!!でも凄く笑った。ありがとうチャーリー!
2022/02/17
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