樹木希林120の遺言 死ぬときぐらい好きにさせてよ (宝島社文庫)
樹木希林120の遺言 死ぬときぐらい好きにさせてよ (宝島社文庫) / 感想・レビュー
yamakujira
インタビューや会見での言葉を名言集のように編んだ本書から、著者の人柄が偲ばれる。世代のせいか、ジェンダー意識や夫婦や家族の考え方に違和感を禁じ得ない言葉も多いな。また、夫婦関係に言及する「絆」の章では行間から夫に愛されて共に暮らしたかった切ない想いを汲むのはうがちすぎだろうか。それでも、自然体を演じようとした女優の勇姿が好ましく、言葉に付された番号で7、15、24、26、27、33.34、36、38、41、61、65、83、103、107、111、114、116あたりは深く共感するね。 (★★★☆☆)
2023/01/18
おまめ
遺言、ではないですね。生きていた時の言葉を集めたもので、テーマ別に分けているけれど。樹木希林さんの掴みどころのない独特な雰囲気は、ご自身で「小さい頃は自閉傾向が強かった」と書かれているのを読んで納得。すごく期待したからか、そこまで、だったな。
2024/03/29
莉沙
"人に贈ろう"と思った言葉ではなく、樹木さんの生きた言葉をまとめた本。だからこそ自然で、受け取りやすい。不思議ともっと楽に生きていいのかな?と思えた。
2023/08/15
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