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源氏物語: 全五十四帖

源氏物語: 全五十四帖

源氏物語: 全五十四帖

作家
紫式部
與謝野 晶子
出版社
河出書房新社
発売日
1988-02-01
ISBN
9784309004952
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源氏物語: 全五十四帖 / 感想・レビュー

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nobody

88日間の長い長い旅がやっと終わった。紫のゆかりとは皇族の臣籍降下で、本来的には藤壺の女御と紫の上、2人の紫の女源氏物語であった。3部構成とする通説は私には馴染まない。与謝野晶子の2部説の方がしっくりくる。即ち第33帖藤裏葉までを前編、以降を後編とし、作者は前編が紫式部、後編はその娘大弐の三位で、その間に26年を挟むとする説である。後編は衆望に応じた映画の続編で和歌も歴然と劣り、池田弥三郎による解説も前編のそのまた前半しか対象にしてない。確かに光源氏が準太上天皇としてゴールを迎えるのは藤裏葉なのだが、その

2024/06/10

ぽんくまそ

(これは与謝野晶子訳です)やっと終わりまで読んだぞ。長かったああ。日本を代表する文学作品だから読んだという私は権威主義的俗物ですとも。「若紫」まで苦しんでがんばって読んだところで、ギブアップして捨てようと決めかけたら、慣れたのかそこから読むペースが楽になった。宇治十帖では鬼畜皇子匂宮のせいで、もう一歩でゴールなのに心が折れそうになった。四季の移り変わりを愛で、57577で即座にやり取りするミュージカルな毎日、琴を鳴らす光源氏・・・いにしえの特権階級よ、さらば。

2014/05/17

アーチー

2ヶ月かけて読了(すんごい長い)。与謝野晶子訳、素晴らしかったです。光源氏が退場してからも面白い、めっちゃページターナーだった。美しくもはかない上流階級の恋愛模様、なんというドラマティックさ。

2023/09/24

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