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闘争のエチカ

闘争のエチカ

闘争のエチカ

作家
蓮實重彦
柄谷行人
出版社
河出書房新社
発売日
1988-05-01
ISBN
9784309005089
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闘争のエチカ / 感想・レビュー

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kthyk

「ポストモダン」は「年寄りのスノビズム」だそうだ。しかし、学生に戻り再読。「ベルリン・天使の詩」はモノクロームなポストモダンから始まるこの書は日本の文芸批判、いや文化批評か。近代において、物語には存在しない形式を小説が獲得した。小説とは共同体の外部から来るものであるが、我々の周辺は物語的な小説ばかり。小説は終わりまで読まなくてもよく、途中から読み始めてもよい。東京は金融都市、コミュニケーション空間。そこは何もない情報空間、イメージを介した物語領域に過ぎない。そこでは国際人ではなく「絶対外国人」にはなれる。

2022/04/03

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