絵本徒然草 下
絵本徒然草 下 / 感想・レビュー
amanon
一読して、どうして抄訳ではなく、完訳版が出なかったのか…ということが惜しまれてならない。もし出ていたら、受験生のバイブルになったのと同時に、貴重な文化的財産になっていたに違いない。また、上下巻を読了して思ったのは、受験生時代、注釈本を読んだり、教科書に掲載されたものを古語辞典を引きながら読んでも、今一つ理解できなかったのは、当然のことだったということ。つまり、その歴史的背景とか文化的状況が把握できていないと理解しづらい記述が少なからずあるということ。そのことが理解できただけでも、本書を読む意義があった。
2020/07/15
蛸墨雄
これ読まずに、人生を終える人は、ちょっとかわいそうな気がする。橋本治、すごいは。って、褒め過ぎかなぁ。なんて言っても、「源氏物語」「枕草子」「徒然草」って、訳本、初めてなんだよね。でも、多分、彼のものが一番frendryなのではないかと信じている。
2019/03/26
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