澁澤さん家で午後五時にお茶を
澁澤さん家で午後五時にお茶を / 感想・レビュー
AR読書記録
種村季弘強化期間、なんだけど、これは澁澤龍彦を知るための本だった。が、そうはいっても共鳴しあっているわけで、ここに出てくるキーワードを種村季弘に当てはめても大過あるまい。このあいだは「逆転」「越境」「変換」を拾い上げてみたけれど、ここでは「うつろ」「入れ子」などが印象に残る。宇宙のなかの極小のなかにまた宇宙があり、虚は無ではなくむしろ全てを内包するものであり...って、何いってんだか自分でわからなくなってきたけど。ともあれ昔にオカルト方向からちょいとかじっただけの澁澤龍彦、もいちどちゃんと読んでみたいな。
2014/10/30
ヴァニユ
この本も 何度も何度も読んでしまう。澁澤さんを語る 人々の眼差しに非常なる愛を感じる。
ねこふかふか
タイトルに惹かれて(それと種村さんの文章も好きで)手に取ったけれど、渋澤さんに詳しくないと厳しいところも多かった…orz 特に本のあとがきはそのご本を読んでいないときついと思うのですがorz それでも、渋澤さんの生きた時代と人物に関する話や本の紹介解説は興味深く楽しめたし、渋澤さんに向けられた種村さんの眼差しの真摯さも素敵だった。「渋澤さんの靴」がとても好きです。
2017/08/19
tamanegi
中身を語れるほど、理解していないけれど、これは旅に出るとき持っていく1冊。 読み飽きない。種村さんから知る、澁澤龍彦の世界。
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