本をよむ日曜日
本をよむ日曜日 / 感想・レビュー
獺祭魚の食客@鯨鯢
「サラダ記念日」で短歌により日常生活を切り取る言葉によるフォトジェニックの先駆けです。 フォトジェニックは「写真に適した」という意味で「インスタ映え」。短歌で気持ちを書き留めるという手法はいわばこころの日記帳だと思います。 忙しくて本を読む暇がないとは言い訳で、日曜日に本がアトラクティブに見えるかどうかは、その時の気持ちのバロメーターだと思います。外山滋比古氏は「啐啄の機」という文で機会を逃さず外から刺激することが知的創造に大切としています。読メや新聞の書評で脳を刺激し能動的に読書したいものです。
ふう
95年に発行された、俵万智さんによる59冊の本についての書評。『心からお勧めできる本を取り上げた』というだけあって、どの本もおもしろそうで、今まで出会わなかったのが残念に思えるような本ばかりでした。当然ながら20年以上前に書かれた本ばかりですが。作品の素晴らしさはもちろんですが、紹介する俵氏の文章がすてきで、本の魅力をより深めています。残念なことに、もうこの本は絶版になっているようです。わたしは発行当時に購入したものの拾い読みしかしていなかったのを、本棚の隅で見つけて再読。読書の楽しさがいっぱいの本です。
2014/07/07
抹茶モナカ
元国語教師の俵万智さんの書評集。短歌を作る歌人であるから、書評も特徴的で勉強になる。発行年も95年で、若い頃の文章で、みずみずしいのが良い。本を読むという行為が、不意にいとおしくなる本。
2014/08/30
ハッピースマイル
すごく幅広く読書している方なんだな~と驚きました。書評も面白くて、読みたいと思った本も多々ありました。短歌や句の本も紹介してありましたが、私はやはり古文が苦手で、例えで挙げてある歌の意味がまったく読み取れなくて、トホホ(;´д`)。何度も読めば、味わえるようになるのかしら。
2014/12/16
とろこ
万智さんの書評エッセイ。やわらかいながら切れ味の良い語り口はさすが。
2013/05/26
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