蝶の皮膚の下
蝶の皮膚の下 / 感想・レビュー
松崎詩織
「僕を縛ってくれと航が私に悲願した。そんなことはしたくないと私は答えた。 細い上弦の月の夜に私が彼を求め、彼の中にも同じ欲望が芽生えたときだった。」 脳に障害を受けてしまったボクサーと彼を愛してすべて受け入れた梨果。 「背中を反らせて射精する男って好き」 彼をたすけたい、異常と愛情の壁の間で、彼女の愛がゆっくりとうごめく。
2012/09/09
har
微酔しながら読むと感覚が分かるかもしれない。素面の頭にはグラグラとして、なんとなく気持ち悪くなります。感覚的、映像的なようでいて、まったく違う文体。なにか変な感じ。
2009/08/06
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