パリ人肉事件: 無法松の一政
パリ人肉事件: 無法松の一政 / 感想・レビュー
wasabi
どこまでいっても自分中心な考え方。自分のキチガイさを自覚してるキチガイ。など、あまり読んでて面白い文章ではない(特に佐川自身の意識の流れを書いた部分はすげー退屈)。やはり興味深いのは食人のディテール。「喰われるべく、一片の肉のかたまりとなったこの乳房は、フライパンの上で、その女性の生命を取り戻したのです。それは単に、火の熱が、失われた彼女の体温のかわりを担って、その皮膚を膨らませたにすぎないのですが、私は何か、このフライパンの上で、乳房だけ彼女が生き返ったように感じました」
2013/08/31
pochi
1998年 4月6日
TURU
図書館の書庫で変わった本が無いか探していたら、たまたま見つけた一冊。題名にも惹かれたのですが、貸し出し記録が一切なく、誰も読んでいないという事で借りてみました。内容は不快そのもの。2ページ毎にある挿絵も不快感そのもの。この事件を起こした佐川と言う男は心身喪失で無罪となっているのだが、犯行を起こすまでの心理、死体を湖に隠そうとした事など、しっかりこの本の中で自分を分析しています。最後のあとがきに、この本を読んだ人は自分を反面教師にして欲しいな事まで書いています。現在も犯罪者が野に放たれたままです。久しぶりに
2012/11/20
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