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スモーク・オン・ザ・ナイフ

スモーク・オン・ザ・ナイフ

スモーク・オン・ザ・ナイフ

作家
藤沢周
出版社
河出書房新社
発売日
1999-02-01
ISBN
9784309012650
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スモーク・オン・ザ・ナイフ / 感想・レビュー

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この人の小説の文体が好き。苛立ってて、諦めてて、なんか醒めてるから。 エッセイだと酔っ払い運転が目立つ。なんか距離が取れてない感じがして、好きじゃない。 それでも 世界が世界になる前を小説に、文章にしたいとか 文学=理由のない世界にいきたいとか、 好きなところもあって面白いところもあったんだけど…

2020/04/03

いのふみ

エッセイ五割、レビュー五割。レビューは文学からサブカルチャー、女子プロレスラーの自伝まで多岐にわたる。具体的な内容から文学観が帰納されている。ときおり、賛辞の隙間からぬらりと光るものに息を呑む。本音? エッセイはデビュー作のころ。原風景である雪景色。芥川賞のころ。小説とはあまりにちがったライトな文体にちと慌てながら、爆笑。

2010/10/31

よむこ

紹介されてる作家やアーティストが気になり過ぎる。山口椿に五木田智央にケルアックに‥それに北鎌倉の侘助に行ってみたい。著者の本はこのエッセイ集しか読んでないけど、凄く面白かった。作品は怖そうで今はなんとなく読む気がしない。精神的に元気な時に挑戦しようと思う。

2017/01/29

いのふみ

著者が、歌舞伎町のキャッチやパイラー、破戒僧、コンピューターシステムとドラッグの小説などを書いていたころから芥川賞受賞ごろまでのエッセイ。デビュー、梶井基次郎、バロウズ、認識論・アフォーダンス理論。当時から先鋭的だったのだろう。微笑ましい故郷新潟や子息の話。ある意味、藤沢周の原点。本書が出たのが九九年、『鎌倉古都だより』が出たのが〇〇年。あれから十余年、物語には興味を示さず、世界の肌理を表現することに腐心してきた著者が、いまの世相や文学についてどう考えるのか? それを読みたいというのが全き個人的な感想。

2012/10/22

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