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風の組曲

風の組曲

風の組曲

作家
俵万智
出版社
河出書房新社
発売日
2000-01-01
ISBN
9784309013251
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風の組曲 / 感想・レビュー

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双海(ふたみ)

エッセイ集。「定型の短さは、言い訳や優柔不断を許さない。定型があるから、私はとても潔くなれる。」・「水仙のうつむき加減やさしくてふるさとふいに思う一月」

2022/03/21

秋津

現在活躍されている歌人のエッセイ集。歌に関わる思い出や、「私の愛する作品たち」についてものされています。読もうと思って読んだことがなかったので今更気付いたのですが、短歌を作られている関係からか、俵さんの文章は大変簡潔できれいな感じ。特に師匠である佐佐木幸綱さんの作品50選を面白く読むなど。「世田谷区瀬田四丁目わが家に帰りて抱かな妻と現実と」はすごいなと。短歌は短い分、感情があけすけに現われて迫力がすごいですねと改めて実感。

2014/10/05

あいくん

☆☆☆俵さんは大阪生まれで、14歳から福井育ちです。大阪は無意識のふるさと、福井は意識のふるさとといっています。福井は「ふるさとらしいふるさと」だということです。越前海岸には俵さんの歌碑があるそうです。 冬の越前海岸を訪ねてみたいです。如月小春さんの思い出、河野裕子さんの短歌、吉屋信子さんの俳句、恩師佐々木幸綱のことなど俵さんの短歌の世界の背景がうかがえます。「君もコクリコわれもコクリコ」は渡辺淳一さんの小説です。与謝野晶子・鉄幹夫妻の伝記的作品です。手に取りたくなりました。

2012/05/17

星落秋風五丈原

素敵な著者と出会ったこと、素晴らしい作品と出会ったこと、その喜びを綴るには、やはり短歌よりも散文ということで書かれたエッセイ。素直な文章。

2005/11/15

キヌモ

この本は、出版されたときに買おうとしていて、買いそびれてしまっていました。短歌の紹介と、おすすめの本の書評でできています。作者本人の短歌も載っていますが、佐佐木幸綱の男歌、河野裕子の女歌の素晴らしさが感動的で、ぜひこの二人の短歌を詠みたいと思いました。 自分で短歌を作るひとも多いけど、ワタシは短歌鑑賞派だなぁと改めて感じました。福井は私の故郷でもあるので、俵万智さんファンです。

2014/09/14

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