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きょうのできごと

きょうのできごと

きょうのできごと

作家
柴崎友香
出版社
河出書房新社
発売日
2000-01-01
ISBN
9784309013282
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きょうのできごと / 感想・レビュー

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深夜

回想の入り方が巧いなぁ、と思った。いわゆる過去パートに入っていくのではなく、現在の時間軸はそのままに、あくまで登場人物が過去を思い出している、といった書き方がすごく巧い。その日1日の話が描かれているのだが、不思議とそれ以上のたくさんの時間の流れが感じられる作品だった。

2018/01/30

はせがわ きよし

映画の『きょうのできごと』が凄く好きだったので。映画を見てなかったら、読みやすくて普通に面白かった、くらいの感想しか出てこなかったと思う。それくらい映画版の雰囲気がいい!話の大筋は大体同じだけど、打ち上げられたクジラを見に行ったり、壁に挟まった男とレスキューの人のやりとり等はなかったなー。あと、映画と原作だったら大抵原作の方が人物描写が細かく描かれてたり、映画ではわからなかったことが書いてあったりするんだけど、この作品はめずらしく映画版の方が人物描写が凄くよかった!

2014/06/03

キャラメルベイベー@道北民

10年後を先に読んだのですが、ある意味若い感じがよく表現されているなぁと。著者の紹介文にPOPな日常から惑星的映像を切り取り、J文学ネクスト•エイジを代表する才能として、一躍注目を浴びる。ってちょっとわかりにくい。

2015/06/15

10年後を先に読んでしまったので…タイムマシーンにのって過去へ!な感じです。大学生の飲み会(引越祝)の1日だけなんだけど、その描き方がとってもいい感じなんだな~やわらかな空気感は10年前もそのままでした。やっぱり関西弁はいいなぁ~♪2000.01.25

2014/11/06

ちいさな図書館

夜中までバカ騒ぎをした大学時代の記憶が蘇るようで、切なくて懐かしい。でも、京都の夜と東京の(それも、繁華街の)夜はぜんぜん濃度が違うというか、バカ騒ぎさえも闇に飲み込まれていくように見えた。初めて読んだ時よりも淡く儚くも思えるのは、私が大人になった証拠かもしれない。

2014/10/13

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