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愛別外猫雑記

愛別外猫雑記

愛別外猫雑記

作家
笙野頼子
出版社
河出書房新社
発売日
2001-03-01
ISBN
9784309014043
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愛別外猫雑記 / 感想・レビュー

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kenitirokikuti

図書館にて。先日成田空港周りを見学したので、笙野『成田参拝』を再読を思い、ついでに未読だった『渋谷色浅川』『愛別外猫雑記』『S倉迷妄通信』も合わせて借りた(笙野が佐倉市へ引っ越す前後の期間)。また『ドン・キホーテの論争』の後、『徹底抗戦!文士の森』に向かって『水晶内制度』『金毘羅』を書いていく時期でもある。『レストレス・ドリーム』のときはTOKYOメトロシティに接続するデバイスだったワープロ専用機も骨董品になってゆく。

2023/10/07

まめみ

妖怪と猫には目がない私、これももちろんタイトル借り。一番にして最大の感想は、とにかく読みにくい。5行以上に亘る会話文に一つも句読点がない文章を読む苦痛ったら。一文が終わっても区切りなく次の言葉へ続き、ただ単に句読点を打ってないだけの普通の文章。同じ事柄を繰り返し書かれているし、ちょっと心が弱ってらっしゃるときに書かれたのかしらね、と思うくらいの脈略のなさ。気持ちは分かるが、見も知らない他人の悪口を延々聴かされたようで後味が悪い。にゃんこたちの写真は大変可愛うございました。

2012/08/02

timeturner

ひえー、こういう内容だったとは。「野良猫ひろっちゃったあ、もうかわいくて~」的なノリのエッセイかと思って読み始めたら、なんともドロドロした、陰陰滅滅たる怨念の書だった。でも、読み始めるとやめられない。

2014/02/07

tomi

「決して猫が好きなのではない(略)友達になった相手がたまたま猫だった」という著者と猫嫌い+無責任な自称猫好き人間たちとの壮絶なバトル。表紙からは思いもつかぬようなハードな作品だが、野良猫を保護するとはどういう事か考えさせられる一冊。

2012/04/18

はるな子

野良猫を保護する活動に携わって、猫と人とに振り回されていく筆者のありようが時に痛々しく、読んでるこちらも痛かった。私は筆者に複雑な気分で共感する。猫好き、と自称するなら一度読んでおくべきでしょう。

2011/10/13

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