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猫道楽

猫道楽

猫道楽

作家
長野まゆみ
出版社
河出書房新社
発売日
2002-06-01
ISBN
9784309014715
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猫道楽 / 感想・レビュー

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さすが長野まゆみさん。今まで読んだ作品の中で一番際どさMAXだったけど美しい文章。 あっという間に読了してしまった。 「泉屋」って確か他の作品にも出てきた気がする。

2014/11/29

青蓮

再読です。長野作品の中で一番、官能的な世界を持つ作品だと思います。長野さん特有の美しい言葉で綴られた世界は、エロティックだけれど変な厭らしさを感じさせず、透明な硝子を1枚隔てたような、手が届きそうで届かない、儚さと透き通った美しさを感じさせます。舞台装置である、「猫飼亭」の怪しさも作品を妖艶に見せている理由のひとつ。私自身、女性なのできっと門前払いでしょうが、あなに美しい男ばかりいる「猫飼亭」にふと迷い混んでみたいなぁ、なんて思ったり。長野さんの耽美な世界は大好きです。

2013/08/15

あつひめ

久しぶりに長野ワールドにどっぷり浸かってしまった。タイトルと表紙の猫たちの姿に魅了されたのだけれど…。その世界にだけ通じるような言葉のじゃれ遊び連発…みたいな、でも、それがムサイ男ではなくよい香りのしそうな艶容な男たちの戯れだから美しい美術品でも鑑賞するような気分になる。エロチシズムな中にスーッと導く長野作品。今回も素敵な世界を繰り広げてくれた気がします。まぁ…これは、大人の世界ですね。一朗と日暮のその後が気になるけど…こりゃ野暮な発言ですね。

2011/09/30

junkty@灯れ松明の火

文庫で読了後、本棚に行ってみると単行本も並んでいる!いつ買ったか全く覚えてない…。まあ、105円だったからいいや!と強がってはみたものの…。感想は文庫版にて。

2011/07/27

mimm

再読。言葉のオブラートってすごい。よくよく考えればエロティックな内容なんだろうけど、幾重もの言葉の衣で飾り、更に個人の想像力に委ねる感じで、もうどきどきしながら読みました。一編一編の話はどれも温かみがあり、また広がる光景の美しさったら。特に300個のランタンの浮かぶ光景(もちろん夜)を想像して、溜息が出ました。お風呂もいいなぁ。

2011/06/06

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