一人の哀しみは世界の終わりに匹敵する
一人の哀しみは世界の終わりに匹敵する / 感想・レビュー
skellig@topsy-turvy
少年少女を中心とした、透明さに満ちた連作短篇集。キリスト教をモチーフに使い、謎めいた雰囲気がプラスされているので全体的に寓話めいているかも。そうか、日本の日常で聖書をやるとこんな感じか…と想像すると違和感はあれど面白い。「聖メリーゴーラウンド」「エデンの娼婦」と表題作が好き。
2013/09/16
星野
鹿島田さんらしい、難解なパズルをするすると繋ぎ合わせてラスト一気に壊した、みたいな作品集。やたら処女性が高くてぞわぞわしました。どれも似ていたけれど印象深かったのは『この世の果てでキャンプ』かなぁ。
2017/05/14
なずな
なんかもうどう書いていいのか本当にわからない。宗教の話になぞらえて話を進めてゆくのだが、「どこが面白いの?」「どこが好きなの?」「どこが嫌いなの?」「何で読み進めるの?」という類のすべての質問に首を傾げることでしか返せないこのもどかしさ。作者の世界が自分の想定外すぎて何も思えません。ただ受け入れるだけ。
2010/01/23
青豆
少女の成長過程を聖書に出てくるエピソードをモチーフに絡めて描いた短編集。宗教感を盛り込んだ独特の世界が繰り広げられている鹿島田さんらしい作品。聖書の内容に詳しくないので作品の面白さを理解するには至らなかったのが残念。また時期が来たら再読したい。
2014/08/29
スノーシェルター
わけがわからない。読みきれない。初めての挫折。
2010/11/06
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