超高校級
超高校級 / 感想・レビュー
ぐうぐう
ナンシー関のトーク集『超高校級』。コラムは、例えれば漫談のようなものだ。一人で語り、そこで完結している。そういう意味で言うと、対談は漫才と言える。相方がいることで、客観性が生まれるのだ。批評と言い換えてもいい。つまり対談によって、ナンシー関をより理解できることが可能だ。TVを見ながらナンシーは、存在よりも現象に着目しているということ。だから、タレントの好き嫌いで判断しているように思えるコラムも、実はそうではないことがわかる。(つづく)
2016/06/22
演習家康くん
時代的に「あの」話もあり。みうらじゅんさんの「奥村チヨ」熱の高さは絵に現れる。ナンシーさんも「ふぇろもん」の話をしてたんだなァ。ナンシーさんは尾藤イサオにふぇろもんを感じるらしい。
2013/12/22
ぺん
ナンシー関が大好きだ。このトーク集は私がまさに青春時代を過ごしたあたりでのトークが収録されており、ナンシー関の愛のある毒舌とともに、当時の世相を思い出して「ああ〜この頃こんな感じだったわ〜」とか思ったりした。|図
2011/12/06
agrippa69
山田五郎さんとの対談「下品の美学」は傑作。涙ものに対する断固たる拒否は、快楽に対する自己抑制であり、節操である。そんなストイックにならなくても、何故もっと素直にならないの?と今の人たちはきっと思われるだろう。だからこそ、世の中が思っているのと、正味なところのギャップやズレを違和感としてはっきりと認識させてくれる。
2010/07/09
くーぱー
対談相手のメンツが、当時のサブカルシーンを代表する面々ばかりで、それだけで実に懐かしい。ナンシーのブレのなさぶりが、今読んでも新鮮だった。
2012/06/22
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