夢の船旅-父中上健次と熊野
夢の船旅-父中上健次と熊野 / 感想・レビュー
ただのわたし
三重県には伊勢神宮もあり、神様とつながる気配が色濃く残っているのかもしれないな…と思った。作者の父・中上健次の作品はまだ読んだことはないのだけれど、小説のなかの登場人物と父の人生をなぞってゆく後半部分は深く読み入ってしまった。ここで言う旅とはまさに、父の背中を追いかけてゆくものなのだろうな。
2019/12/08
T・Shirai
中上健次の『枯木灘』を挫折しかかりながらも読み切った時の感動が蘇ってきた。秋幸三部作、また読みたくなってきた。
2016/03/24
wanted-wombat
紀さんによる、父健次の回想録。それぞれのエッセイは包括的に書かれたものではないため、重複する箇所も見られる。子煩悩な中上健次にほわっとした。
2014/08/23
hiratax
(2005)実娘による中上健次の回想録。
2005/04/04
charuko
中上健次の娘で、作家の中上紀が、父としての健次について書いたエッセイをまとめたもの。娘による作品評も興味深いが、熊野やアジア以外、ロスやハワイなどアメリカに惹かれた頃の健次を内側から描いた文章は貴重。
2012/03/15
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