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あかるたへ

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作家
水原紫苑
出版社
河出書房新社
発売日
2000-11-19
ISBN
9784309016702
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あかるたへ / 感想・レビュー

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seri

新古典派と呼ばれる人を知りたくて読みました。水原紫苑さん、私この方すごく好きです。美しくも鋭い日本刀のよう。古の時代への愛おしみ、戦争への嘆き、そして師との死別の哀しみを。私の読みや知識のレベルでは難解で、まだ完全な理解には至らないけれど。「美しき第九条の玉の緒の絶えなむ日あらばうたも絶えなむ」現状を思うと胸を貫くような。「狂ほしき牛となりたるエウローペわれらを抱く二十一世紀」ギリシア神話にまで広がるその幅広さ。「コカ・コーラ古代紫とおもふとき哄笑は起きむ夜明けの空ゆ」古代と現代の調和する感性。素敵です。

2014/08/14

kaizen@名古屋de朝活読書会

#水原紫苑 #短歌 #現代女性歌人展 流れゆくわたくし浅き川なるに中之島もてり子らは遊べよ 水遣ればたちまち吸へり老いながらいのち豊けき戦争の木よ 旅にして化粧(けはひ)は羞(やさ)し吉野川渡りゆきたる姫の首おもほゆ 蜻蛉(せいれい)の滝に向かひてわがうたを虹に照らすは生きのかなしさ こゑびびく象(きさ)お小川は戦ひの星の胸処にふれにけるかも 夏の日の出会ひはつねに未完にてこの古井戸の想ひを知らず

2016/07/24

袖崎いたる

静かな刀を夜更けに眇めている心地。

2022/06/19

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