飢餓海峡(改訂決定版) 上
飢餓海峡(改訂決定版) 上 / 感想・レビュー
B-Beat
◎映画では主演が故三国連太郎さん。「海峡」とは北海道と本州青森の間の津軽海峡のこと。実際に起こったフェリー遭難事故や大火災などを巧みに題材としている。以上が読む前の予備知識だったろうか。映画公開が1965年で映画少年としては幼すぎたためか、映画も知らず、ゆえに原作も知らずというか。映画やドラマの原作に興味を持って「本も読もう」が若い頃の身上だっただけに、遅ればせながら、今この時点でこの作品を初めて読むことが出来た事実を幸運に思う。具体的な感想の前にただそんな事実だけに佇んでいたというのが、正直な心境。
2013/10/14
ペトロトキシン
海難事故に紛れるように行われた殺人事件。その犯人を追い続ける形から、『砂の器』のような展開を期待してましたが、若干趣は違う感じ。戦後を生きる人達の逞しさを感じました。
2014/03/24
カープ坊や
読友さんの感想より 30年近く前に三国連太郎のビデオを観て 衝撃的感動を受けた 本作品を思い出し図書館より。 かすかに記憶にあるストーリーを思い出しながら読了。
2014/06/08
akiko
だいぶ前に読んでいて、読み応えあったことを覚えている。北海道の事件から東京に舞台が移って、刑事たちが真相にたどり着くのがますます困難になってきた。文章から感じる空気感が、いい意味で古い感じで、こういう小説もいいです。下巻がどう動くか?
2022/12/31
月夜
有名すぎて なぜか手が出せないでいる本達。 蟹工船 白鯨 そして飢餓海峡 やっとここにたどり着いたな という感があります。なんとなく文章は松本清張に似ている感じがする。時代かな?内容は全く知らず 映画化されていることも知らなかった。 誰に感情移入したらよいのか 刑事なのか 八重子なのか しかし昭和の戦後の様子がよくわかる。最近流行った3丁目の夕日のほんの少し前の時代 でもこんなに違う。さて 下巻に そしてそのあとDVDも観て見たいです
2014/09/13
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