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本を旅する

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作家
出久根達郎
出版社
河出書房新社
発売日
2006-03-21
ISBN
9784309017570
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本を旅する / 感想・レビュー

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禿童子

古書店「芳雅堂」主人としての出久根達郎の古書エッセイ。1ページに1篇で読みやすい。元は新聞のコラム。ただ、同じテーマが数篇連続することが多いので連続エッセイといっていい。樋口一葉についての記事に著者の愛を感じる。有島武郎の記述に誤り(心中相手の夫の記載)があったのは痛い。新聞読者からの指摘があったのか?藤島操の華厳ノ滝投身自殺の前に一高教師夏目漱石との授業でのやりとりがあったことは初めて知った。実は再読。出久根達郎の古書知識には読むたびに学ぶものが多い。2006年刊。

2022/01/06

ぽんぽこ

古本屋の親父さんって古本への愛が溢れに溢れていて読んでいてこちらもにっこり。どのページを開いても古本のことばかり。読んでいると古本の埃っぽいあの匂いが香ってくるようです。街の本屋や古本屋が駆逐されてきている現代、こんなふうに本を愛してくれている本屋があるんだと思うと、まだまだこの世も捨てたもんじゃないなと思います。「ひとたび頁を開き行を逐う人に出会えば、本はいつでも現役」。良い言葉です。

2023/07/23

ぱき

文人の流れを汲むしっかりとした視点。文章がすばらしい。

2011/04/22

ayako

本屋

2021/04/25

T

P218 好(すき)な事して遊べかし 再度(ふたたび)は、この世の中へ生(うま)れてこざれば  寒月 

2020/12/06

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