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浮世でランチ

浮世でランチ

浮世でランチ

作家
山崎ナオコーラ
出版社
河出書房新社
発売日
2006-09-12
ISBN
9784309017785
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浮世でランチ / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

『人のセックス~』以来、約5年半ぶりの山崎さん作品でした。想像していた通り、悪い意味ではなく、ふんわりとしたつかみどころのない独特な世界観は健在?でした。何かを読みとり、学ぶのではなく、とにかくそこに書かれている文字を吸収し、ひたすらその世界観に浸る、そんな流れがこの作者さんの醍醐味なんでしょうね。仕事やプライベートにイライラしがちな方には、うってつけの処方箋だと思います。とにかくココロが癒されるというよりは、いい意味で冷やされます。正直、読後に何か残りますかと聞かれたら、答えに少し困りますが・・・。

2014/06/04

優希

面白かったです。淡々としているけれど訴えて来る感じがありました。正直すぎて人と上手く関われない不器用な感じ、神様との手紙、そんな1つ1つが折り重なって物語になっていく雰囲気が好きだと感じます。人と人はすれ違っているようで、付き合ってみないと分からないんだなと思わされました。時間が交錯していく中で見過ごしがちな「気付き」のある作品。何となく漂うゆるさも心地よかったです。

2016/05/05

まあか

わかるような、わからないような、ポワンとした読後。読んでいて、とても楽しいし、表現も素敵で綺麗。小さい時から、しっかり自分というものに向き合う主人公にスゴイな!と思った。私自身は、多数派の意見に飲み込まれて、人に合わせながら、ビクビク生きてきたので、主人公の意見にはハッとさせられることが多かった。色んな人がいて、色んな人とこれから出会う、それも人生における楽しみだと思う。

2020/07/23

ほほほ

山崎ナオコーラさん初読み。お気に入りさんのレビューで気になり読んでみました。25歳のOLである現在と中学生時代が交互に進み、少し変わったお話かもしれませんが良い話でした。単行本の表紙もかわいくて好み。他人とはちょっと違う自分の思考が誇りで、マイノリティを気取り、気の合う人としか話さない主人公は、一見かっこいいかもしれないけどやっぱりイタい。理想の職場なんてない、理想の友達なんてできない、それは真実かもしれないけど、人間を好きになれない理由にはならない。晴れた公園であははははと笑うラスト、かわいくて好き。

2014/10/05

nonたん

この空気感。好き嫌いありそう…私は好きだな。自分探しの旅と中2の思い出(友達)がリンクしてるお話。退職した会社の同僚三上さんがなんかイイ人で…。『人のセックスを〜』も良かったし、もう少し読んじゃおうかな〜な作家さん入り!

2011/01/29

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