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みずうみ

みずうみ

みずうみ

作家
いしいしんじ
出版社
河出書房新社
発売日
2007-03-16
ISBN
9784309018096
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みずうみ / 感想・レビュー

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*ネタバレ*絵本の様な小説ではなく…文字で綴った絵本。小説を読み解く読解力ではなく、絵本を読むときに使う"心の底から本能的に感じる"スタンスが必要になるタイプの小説だと強く感じました。不思議な世界観ですが、後読感は悪くない。考え方としては"水"などの自然の要素が人よりも上位の存在である日本古来の"神道考古学"が一番近いのかもしれません。世界は命・御魂・霊・神(本書の場合は力を持つ水)などの不可知な概念が循環して維持されている。マナとも呼べるそれを感謝し畏敬せよ!という思想観は新鮮でした。透明感ある良書!

2012/04/03

ぶんこ

幻想的な雰囲気からの導入部で、ちょっとした違和感を覚え、読み進めるうちに、気持ち悪くなりました。 私には合ってなかったようだと、諦めました。

2014/08/05

myunclek

理解しようにも次元の違う物語でした。全編に漂う独特なリズムに乗せられて、不思議な世界に迷い込んでしまった。何とも言い難い読後感です。

2017/03/18

あいくん

☆☆☆日田のリベルテでのいしいしんじさんのトークショーに参加しました。「十一のはなし」という映画を観ます。いしいしんじさんの仕事と生活を描いたドキュメンタリーです。終了後に、いしいさんの「みずうみ」を買ってサインしていただきました。サイン本の「みずうみ」は不思議な構成です。第一章は、みずうみの畔に住む少年の話です。水道がない頃の話だろうと思われます。子どもはみずうみから水汲みをします。商人が日用品や農機具、塩を売りに来るというところからいつ頃でしようか。みずうみの水がなくなり、人々は立ち去ります。

2019/04/08

おでんのたまご

神秘的な雰囲気は嫌いじゃないと思って読み始めたけど、ちょっと私には難しかったかも…。吐き出される石、大量の水、ジューイ。全くわからん。最後の章に出てくる作家の名前が信二だけど作者本人でいいのだろうか。だとしたらこの話は…。最後は海、そして出産で終わる。この終わり方の必然性はさすがにわかった。終わりがわかれば全てよし。

2023/08/19

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