心中抄
心中抄 / 感想・レビュー
ブルームーン
う〜ん、理解に苦しむ作品。過去の回想と現在の切り替わりが唐突でついていけなかった。
2015/05/04
nekoぽん
曇り空の日本海が目に浮かぶよう。昭和の新潟、漁師の町。現在と過去が交錯する世界で女と二人、男の子供の頃を回想しながらどこへむかうのだろう…幻想か夢のような私小説。男は物書きのようだから自伝、原点なのだろうか。可愛がってくれた芸者の死が闇か影のように心にいつまでも沈む。こういう男の人を好きになったら辛いだろうなと思った。少なくとも私は…。惚れたら面倒だと思うのに惹かれてしまうのかな…新潟の辛口の日本酒が飲みたくなった。いくら飲んでも酔えなそうな気がする。
2017/09/28
いのふみ
子供時代も大人になってからも世間ではうまく渡っていけないが、この主人公は途轍もなく絶対的なある「真実」に到達している気がする。まともすぎるほどまともなのだ。
2016/03/10
...
すこしモチーフが弱いかもしれない。迫って来ない。過去の作品になるが「砂と光」のほうがいい。
2015/02/16
sibafu
小説みたいなエッセイか、エッセイみたいな小説か?未だにどちからわからない。舞台が作者の出身地である新潟であり、主人公の男が幼少時に「シュウちゃん」と呼ばれている。ストーリーとしては、男とその愛人らしき女性が一夜飲み歩きながら、男の回想を語るというようなもの。その回想が幼少の頃の思い出で、破滅的で物凄く細かい点まで小説なら必要ないようなところまで描写されている。だからエッセイのようなのだけれど。すこし気取ったエッセイとしてなら、読みごたえはあった。自分の子供の頃を時々思い出した。
2013/05/19
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