KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

Wish

Wish

Wish

作家
小手鞠るい
出版社
河出書房新社
発売日
2008-01-16
ISBN
9784309018492
amazonで購入する

Wish / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

優愛

純粋で素直すぎる菜花の成長を描いた恋愛小説。愛し、愛される相思相愛の関係。それが難なくこなせる人が羨ましい。すれ違った思いに気付かずに通り過ぎれば離れていく心、思いを言い合えばぶつかり合う二人。言葉の一つ一つが本当に綺麗で例えるなら花開く前の蕾にしかない美しさを存分に味わいました。愛するということは与えること。愛という幸せを二人共有できるということ。学生の頃好きだった彼と復縁するという終わりは在り来たりだけどとても素敵です。今はシャボン玉のように美しい恋愛小説と言っておきましょう。二人の行末は想像次第。

2015/01/18

一人の女性の恋愛成長物語。思春期の頃って、人を好きになったり経験済みの友達がうらやましくて早く自分もそうなりたいという焦りがあったり、幼いながら色んなことを考えて感じてだれかを好きになりますよね。誰もが通る感情であり、それが時がたつにつれて愛し方も変わったり、なんて。主人公の恋愛が一冊の物語となっていて、特に印象深いわけではなかったのですが、なんだか懐かしい想いがよぎりました。そして最後の最後に書かれていた言葉がすごくジーンと心に響きました。

2012/12/16

スケキヨ

軽~く読める恋の話。小手鞠さんの作品は最後、作品の着地の仕方がとても優雅だ。まるでふんわりとすべって余韻を残す羽のような感じで安らげる。

2011/09/04

らいらいん

なんとも、この年で読むのはちょっと辛いものがあった、あまりに初々しい恋愛小説。でも、高校時代はおろか、大学生でもくだらんことで嫉妬してしまったり、恋愛初心者ってこんな感じだよね、ってあたりはリアルなのかも。 最後はうまくまとまっていて、まぁ良しですが、ティーンエイジャー向けの作品ですね。 アンソロで気になっていた作家さんでしたが、最初に手にとるには別の本が良かったかな。

2015/11/12

星落秋風五丈原

わたしたち、これから、どこへ行くの? どこまで、行くの? いつまで、つづくの? 大好きな彼と出会って付き合い始めたのに、あのことがどうしても、できない——。愛って何? 菜花、17歳。23歳までのピュアな恋愛成長物語。恋する女の子は覚えがあるかもしんない。

2008/04/05

感想・レビューをもっと見る