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眼と太陽

眼と太陽

眼と太陽

作家
磯崎憲一郎
出版社
河出書房新社
発売日
2008-08-02
ISBN
9784309018799
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眼と太陽 / 感想・レビュー

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showgunn

読み逃していた初期作。凄い人はやっぱり最初から凄かったんだな、という気になる。磯崎憲一郎の中では読みやすい方だと思うけど、それにしたって全ての文章が研ぎ澄まされている。

2016/10/18

メルコ

アメリカに仕事で滞在している男性が、現地の女性と付き合い、交通事故に巻き込まれたりする。初めて読む磯崎憲一郎の作品。アメリカの女と寝たいという俗的なところから文章の端々に神のような巨視的な視点を持ってきたり視点が大きく変化するのがおもしろい。100頁を超えるほどの中編ながら、奇妙な魅力を持っている。

2018/03/12

金平糖

B。

2018/02/27

ウィン

磯崎さんの作品の中ではまだ分かりやすい部類に属する、かな。「理解出来ない」といいながらも、磯崎作品を読んでしまうのは、きっと俺が何かを求めようとしているからだろう。アメリカ人女性と付き合う男の姿をただただ淡々と描いた作品であるのだが、もうあまりにも何もなさすぎ。起伏のあるエンタメばかり読んでいる俺が、たまにこういう作品を読むと本気で戸惑う。この何も起きない中に文学性を見いだせればいいのだが……、俺は無理だった。あらすじにある「聖書の時代から変わらぬ太陽」というフレーズが最後まで何を意図するのか不明だった。

2010/12/17

まるよし

表現力がとにかくすごい。p23の太陽が沈むシーンは秀逸。ただ文章がやや技巧的でストーリーが主人公を軸にして、トーリ、ミア、遠藤さん、ピアニストの女との関係を書いているだけなので、これは芸術的文章を楽しむものと割り切った方が良いかもしれない。 楽しめましたが、直木賞の方が好きな人にはオススメしません。万人受けを狙った作品ではありません。

2022/04/11

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