雷蔵の色
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雷蔵の色 / 感想・レビュー
シブ吉
37歳の若さで亡くなった市川雷蔵さんの作品を、村松友視さんが解説。雷蔵さんは、やはり「艶」がある役者さんだと、この本を読んでいて痛感する。眠狂四郎、忍びの者、陸軍中野学校などなど、シリーズ化された作品のみならず、幅広い役柄の雷蔵さんが観たくなる。タイトルとなった「雷蔵の色」は、読み終えて納得。 もっと長生きして欲しかった、もっと様々な役柄の作品が観たかった、そんな思いにさせられた一冊です。
2012/10/12
Gen Kato
現在の眼で「市川雷蔵」とその主演作品(大映制作)を観て思うのは、当時の、批評すらされなかったプログラムピクチャー時代劇がいかに高い水準のスタッフに支えられていたかということ。雷蔵さんの傑出したスタアとしての魅力・役者としての演技力(身体能力)は、それゆえにこそ輝いたのだなあと。村松先生、抑えた筆ながらすばらしい見巧者ぶり。雷蔵映画が観たくてうずうず。
2015/01/23
ひろただでござる
雷様。もう少し長生きして欲しかったなぁ。狸御殿も陸軍中野学校も霧隠才蔵も若親分も良かったなぁ。時代劇でも現代劇でもあんなに立ち居振る舞いの綺麗で艶のある役者さんはもう居ないなぁ。(知らないだけかもなので居てたら教えてください)
2009/09/20
chobi
不安でありながら、とてもクールに市川雷蔵の作品を評論している一冊。 没後50年。いいのよ、どこかのCSで特集を組んでも。雷蔵様の良さはつい皆眠狂四郎について語るけれども実は現代劇の方が私はすきですけどね。 (存命の頃は流石に知らないのがとても残念)
2019/01/14
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