Back 2 Back
Back 2 Back / 感想・レビュー
sora
二人の即興話。「対話」がすごく印象的でした。 一話一話が味わいがあって、しっとりと読めました
2014/01/29
ハチアカデミー
B+ 二人の書き手による連作短編集。連句のように、前の物語や事物を引き継ぎ、書き進めているため、なかなか試みとして面白い。佐々木中は相変わらず、独特の文体で楽しませてくれたが、今回はいとうせいこうという他者の存在を前提に書いているため、ピントが絞り込まれていて読みやすい。一方のいとうせいこうは、純文学を強く意識しながらも、肩肘をはらず、しっかりと物語を形作っている。この一冊に関しては、中氏がコンセプトを作り、いとう氏が物語を作ったという印象。他者をめぐる4と5の連作が一番好み。いとう氏の力量を再確認できた
2012/03/18
Kamogawawalker
震災後二週間あまりから始められた、二人による即興小説。 虚空に向けて放たれた言葉が、そのまま祈りとなっているような一冊です。 生きて在る、ことは、過去現在未来が、それでも繋がっているし、いくのだと信じることかもしれません。 「続けよう、続けることができるなら。」 私たちの日常はそのようにあるのだということを、あらためて感じました。
2013/06/08
くさてる
二人の著者による連作短編集。個人的には圧倒的に佐々木中の文章に耽溺した。扇情的で熱く、共感とは無縁の感覚の中に、はらりと情感が湧く。こういうのは単純に感覚的なものなので、私にとっては詩歌を愉しむのに近いのだと思う。素晴らしかった。
2012/04/20
Sunlight
共作ながら15年ぶりに筆をとったいとうせいこうの円熟味あふれる文体が良い。佐々木中氏は初めて読んだが、端的に読みにくい文章だった。
2012/03/17
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