おかえり、Mr.バットマン
おかえり、Mr.バットマン / 感想・レビュー
おしゃべりメガネ
温かみのある文章が持ち味の佐川さん作品です。今作は「翻訳家」の48歳、主人公の仕事に対する思いと、奥さんが教頭という立場から、長年‘主夫’を務めている小さな苦悩をさほどシリアスにならずに書き綴るお話でした。そんなヒンヤリとした家庭環境の中に、突然降ってわいたような世界的ベストセラー作家の娘(25歳)と暮らすことに。そんな中にも翻訳家としての仕事について色々と書かれており、改めて翻訳家という仕事について勉強させていただきました。タイトルの『バットマン』が野球ネタではなく、コウモリなのも作品序盤で語られます。
2015/09/04
よんよん
英語の小説を翻訳する仕事をしている山名。英語と日本語の間を行ったり来たり、なのでコウモリ、つまりバットマンと自称する。家庭では子育て、家事全般をこなす。仕事に行き詰まりもあり、夫婦の間も溝ができさあどうする?そんな時出会ったのは、イギリスの超売れっ子小説家の娘だった。佐川光晴さんの小説は読んで前向きになれる。
2019/12/10
takaC
え、7月半ば(14章)から先が急展開というか急転回過ぎやしないか。あ、だからこの題名なのか。
2013/01/17
七色一味
読破。えーと、バタバタした結果が、これ? なんだか、演じてる俳優陣だけが妙に浮ついた、空回りの舞台を観せられたような、こっちが恥ずかしくなるような読後感です。
2013/01/22
おれんじぺこ♪(16年生)
「おれのおばさん」シリーズが好みだったので手にしたけれどこれは普通だった。一度崩れたものは元に戻るのだろうか・・・。
2015/02/02
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