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自殺の国

自殺の国

自殺の国

作家
柳美里
出版社
河出書房新社
発売日
2012-10-05
ISBN
9784309021379
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自殺の国 / 感想・レビュー

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takaC

彼らの危うさがある意味怖かった。本は読みにくかった。

2016/11/20

ともくん

死とは何ですか? 何故、自ら死を選ぶのだろう。 生とは何ですか? 何故、一生懸命生きているのだろう。 女子高生、市原百音は考える。 そして、百音は書き込む。 自殺サイトに。 そこから、何か始まるのだろうか。 果たして、終わってしまうのだろうか。

2023/02/28

つきみ

私は果たして娘を、生きて大人に育てられるのかと不安にかられた。ギリギリのところで生きていた思春期を思い出し、胸がえぐられる思いで読んだ。でも何故か傷口に塩を塗るような柳美里がとても好き。百音がギリギリで引き返したのは、おばあちゃんに愛された記憶があったから。誰かから無償で愛される記憶があれば人は生きていけるかもしれないと少し希望。

2013/04/21

のりオバ

すべて、主人公である女子高校生の視点で描かれています。時々、心の中で思うつぶやきが、クスッと笑えます😄 要はどんなことがあろうと、寿命が来るまで(事故とかも含む)生にしがみついて行こう・・・とにかく今は生きているのだから・・・🙁 という、キレイで、しかも厳しい一冊でした📙

2020/09/22

skellig@topsy-turvy

空虚な家族と友人関係に囲まれた高校生の百音。ネットの掲示板を介して自殺志願者と共に自殺を計画、実行するものの……。人間の汚さや狡さに辟易し、「友達」の女子高生の協調強制に独り静かに耐えていた彼女は、内側で荒れ狂う感情を死に向ける。しかしそれは「消失」への望みで、具体的な生命活動停止ではない。人によっては中途半端と感じるかもしれないが、リアルはそうした中間で揺れ動くものだと思う。主人公が無駄に被害者ぶるところもなく、好印象。

2013/10/06

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