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三階に止まる

三階に止まる

三階に止まる

作家
石持浅海
出版社
河出書房新社
発売日
2013-07-20
ISBN
9784309021966
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三階に止まる / 感想・レビュー

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ダイ@2019.11.2~一時休止

短編集。ブラック系のミステリーって感じで転校なんかがイイ。院長室も面白かったから今度EDSも読んでみようかな。

2015/04/02

みっちゃん

石持作品を読んだのは、本当に久しぶりです。不気味な表紙に負けない黒い黒い短編集。心拍数と血圧上昇必至の怖〜い展開の後に待っている論理的な答え。でも程よいゾクゾク感が残ります。トイレの扉1枚挟んでの夫婦の緊迫感が半端ない【黒い方程式】と何故か3階で止まるエレベーターの謎が怖いんですけど、の標題作が良かったわあ。

2014/08/09

ミロリ

確かに「世にも奇妙な物語」でありそうなストーリーばかり。表紙とレビューに期待してゾクゾクを待っていたけれど、残念ながら怖さは感じなかった。『転校』うまいこと天才を育成してる学校。生徒一人一人の健康状態に合わせたメニューの昼食にはすごく惹かれる。『黒い方程式』トイレに閉じ込められた妻と、閉じ込めた夫の扉越しの会話がシュールでテンポ良く秀逸。『三階に止まる』ラスト1ページ、特にラスト1行が面白すぎる。表題作であり、非常に楽しめた。

2014/10/02

🐾Yoko Omoto🐾

架空現実の中での心的恐怖を描いた、石持版「世にも奇妙な物語」といった感じの短編集。結末がどれも「ゾッとする感じ」だが、必ずしもバッドエンドではない話もあり読後感は悪くない。一風変わったクローズド物が多いと言われる石持氏だが、今作も「観覧車」「全寮制高校の寮」「自宅マンションのトイレ」「エレベーター」など様々なクローズド空間が登場する。圧迫感や恐怖感、異常心理…閉鎖空間が人にもたらす影響は小さくない。読み手はそんな感覚にシンクロすることで恐怖を疑似体験できるのかもしれない。良作揃いの一冊。

2013/08/01

財布にジャック

石持さんは他のミステリー作家さんとは、目の付け所がちょっと違う方だなぁと前々から感じていましたが、表題作の「三階に止まる」は本当に石持さんならではの個性的なお話でした。短編集なので、読み応えには欠けますが、それでもやっぱり石持さんの持ち味が充分に生かされていて、楽しい時間を過ごすことが出来ました。

2013/10/10

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