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解体屋外伝: いとうせいこうレトロスペクティブ

解体屋外伝: いとうせいこうレトロスペクティブ

解体屋外伝: いとうせいこうレトロスペクティブ

作家
いとうせいこう
出版社
河出書房新社
発売日
2013-09-26
ISBN
9784309022192
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解体屋外伝: いとうせいこうレトロスペクティブ / 感想・レビュー

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sk4

『ワールズ・エンド・ガーデン』で登場した【洗脳はずし】というサイコビジネスを生業とする【解体屋】が、敵対勢力である洗脳ビジネスの兵士、【洗濯屋(ウォッシャー)】との戦いに敗れて精神病院で目を覚ますところから物語が始まるエンタメ小説。 神経洞窟(ニューロティック・ケイヴ)のロジックや醜悪な虹でのやり取り、オーガスティン病院長の自我を守るセカイが崩壊する様など、私は非常に楽しめました。 洗脳はずしという解体の果ての【無】。その白い闇の恐怖から解体屋を救ったのは・・。 『ノーライフキング』も読みます。

2014/03/24

Shinobi Nao

脇役だった『ワールズ・エンド・ガーデン』からのスピンオフ。洗濯屋(ウォッシャー)も解体屋(デプログラマー)も、言語を操り脳を書き換えるという点では同じ。いたちごっこのような闘い。言葉の濁流に溺れそうになり、読むのに結構な時間とエネルギーを要した。「暗示の外に出ろ。俺たちには未来がある」この決め台詞に、クラっときました。

2016/11/17

ほぼひつじ

復讐したい『解体屋』対、洗脳集団『洗濯屋』。活劇サイキックパンク復讐譚。銃弾みたいな言葉の暗示、意味の可能性を引き出す感じ。漢字に独特なルビ降る上々なフロー。「暗示の外に出ろ。俺たちには未来がある」この小説を表すパンチライン。エンタメ度高めのストーリーが良い。著者を教育番組でずっと見てたから、後にhiphopの先駆者って紹介されてて衝撃を受けた事がある。でも、この小説読むとラッパーっぽいと改めて思う。「たった一つの真実という漢字に、馬鹿らしいほどたくさんのルビを振り続けよ!」いちいちカッコいい本でした。

2016/05/13

あを

どこかで似たような要素をもった話を読んだなとおもいながら読了。時系列的に考えれば私が読んだのは解説にあるようなこの本の子孫たちなんだろう。20年ほど前に作られた話ってのを考えると、すごいなぁと素直に感心。世界は言葉でできているってのを端的にあらわしやすいのは、やはり、小説なのかなぁ。言葉で他人を自分の作った世界に引きずり込む訳だし。マスターから届いたCDの話が興味深かった。すべては受けとり手次第。

2014/02/07

あいちょ。

後輩より拝借。 一気読み。

2015/02/09

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