「はだしのゲン」を読む
「はだしのゲン」を読む / 感想・レビュー
さらば火野正平・寺
河出書房新社の『文藝別冊』や『KAWADE道の手帖』と同じレイアウトだがムックではない。松江で起きて問題になった『はだしのゲン』閲覧制限事件をきっかけに(松江の近くに原発がある事を恥ずかしながらこの本で知った)、論客達がゲンを読み解く。「自分だけの名作」を探したい者にとって、必読古典名作というのは鬱陶しい。いわんや教育的名作をや。しかしそれを誰かの思惑で隠される事は厭だ。平和教育だろうが自虐史観だろうが『はだしのゲン』は面白い漫画である。残酷描写の向こうにある光るものが見えない奴は可哀相である。
2014/05/09
カープ坊や
10数人の作家さん達が 『はだしのゲン』を読み 論考をまとめた本 そうだそうだ!という意見から なるほどという考えまで 数々あり素晴らしい一冊。 毎年8月に再読する「はだしのゲン」今年は新たな一面を感じられるかもしれない!
2014/04/30
tu-ta
「はだしのゲン」への注目を在特会的な排外主義者が広げることになった。 排外主義者や歴史修正主義者がこれを嫌うのはよくわかる。 ゲン本体をずっと前に読んだとき、どこまで読んだか忘れたのだけれども、ゲンに関する言説の広がりはほんとうに興味深い。現在(2014年8月)、原爆の図・丸木美術館で絵本原画展開催中
2014/08/17
感想・レビューをもっと見る