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きみのために棘を生やすの

きみのために棘を生やすの

きみのために棘を生やすの

作家
彩瀬まる
窪美澄
千早茜
花房観音
宮木あや子
出版社
河出書房新社
発売日
2014-06-12
ISBN
9784309022963
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きみのために棘を生やすの / 感想・レビュー

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いつでも母さん

私『棘』を持ってるの。心の中にね。そう、ずーっと昔から。刺さってるのを気づいたときにはもう根が広がっていてね・・貴女の中には無い?ふふ・・生涯離さないわ。離れないのは分かっているの。女性作家5人の略奪愛5作品。どれも良い。男性には読ませたくないかなぁ。こっそり、ひっそりと読みたい気分にさせられる。なかでも花房観音、求める女は堪らない。

2017/01/14

ミカママ

読メで教えてもらった恋愛官能短編集。どれも甲乙つけがたく切なく、人恋しさが増す作品ばかり。もともと大好きな宮木さん、窪さんはじめ、いつか読みたいと思っていた千早さんと花房さんの作品も。「女は奪い、奪われたい生き物」はい、まったくその通りであります。またまた追いかけたい作家さんが増えてしまいました。同性の描く恋愛小説の方が、私にはしっくりくるようです。

2015/04/27

しんたろー

5人の女性作家による「女性」を赤裸々に描いたアンソロジー…女性研究を兼ねて読んでみたが「やはり、怖い!」。どの話も女性らしい本音にドキッとさせられた。窪さんは戦時中の恋愛を思い出す老女、千早さんは高校時代の優等生と再会するプレイボーイ、彩瀬さんは文鳥を飼うOL、花房さんは二人の男の間で揺れ動く人妻、宮木さんは若い俳優を求める衣装係…各々の息遣いが聞こえてくるようで入り込み易かった。特に宮木さんはドラマの現場や衣装の仕事を忠実に表現していて感心した。お話としては彩瀬さんの世界観が一番しっくりきて好き💛

2019/05/02

❁かな❁

略奪愛をテーマに人気女性作家さん達5名の恋愛官能小説。お気に入り作家さんばかりの夢の共演に発売前から楽しみにしていました!R-18文学賞受賞者も多いので性描写も結構あります。生々しく熱を帯びた感じでドキドキしちゃうところもあるのですが読みやすく一気読みでした(´▽`*)花房さんのみ初読みでした。特に印象に残ったのは窪美澄さん『朧月夜のスーヴェニア』千早茜さん『夏のうらはら』。彩瀬まるさんはこの5編の中では可愛い感じでした!それぞれの作家さんの個性が発揮されてとても楽しめました☆シリーズ化してほしいです♪

2014/07/27

おしゃべりメガネ

つわモノ女性作家さん5人による恋愛官能小説アンソロジーです。官能度自体は作品にもよりますが、それほどキツくはないので深みのある文章を堪能できると思われます。個人的に予想以上に圧巻だったのは「宮木」さんでした。作品の内容自体は控えめな感じはありますが、そのインパクトはやはりR18作家さんです。「千早」さんは期待通りの影のある作品を読ませていただけました。「窪」さんが、意外にも?サラッとした感じで終わり、いつものインパクトは薄めかなと。「花房」さんはやはりコワさを出してきましたね。「彩瀬」さんは初読みでした。

2015/01/25

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