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断貧サロン

断貧サロン

断貧サロン

作家
谷川直子
出版社
河出書房新社
発売日
2014-10-14
ISBN
9784309023304
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断貧サロン / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

なかなかシリアスというか、キツい話でしたね〜。「貧乏神」とウワサされるイケメンに貢いでしまい、自堕落な生活を送るアラサーの「エリカ」さんはキャバクラ勤め。幼馴染の「さえ」はお世話にもあか抜けてるとはいえないキャラですが、なんだかんだで二人は仲良し。そんな二人が'貧乏神'の正体をつかむべく、現実を見ようとしない「エリカ」をなんとか説得しながらも悪戦苦闘します。貧乏を断つためのサロンにも通い、なんとか悪い状況から脱しようとするも、結局イケメンの彼に寄り添ってしまう「エリカ」が、残念で本当に痛々しかったです。

2021/04/16

いたろう

今時の貧乏神は超絶イケメン。ついつい女性が貢ぎたくなる。当然の結果として、貧乏→借金→貧乏→借金の負のスパイラル。貧乏神に入れあげてしまう女性たちの姿は滑稽だが、これはただの作り話ではなく、カリカチュアライズされた現実なのだと気づいたとき、笑いながらもその奥底にあるものにおののく。前作「おしかくさま」では宗教やお金を、今回は甲斐性のないヒモ男を戯画化し、笑わせつつも考えさせる。その手腕は鮮やか。

2014/12/19

らむり

好きなイケメン以外は何も見えなくなっているダメ女。そのイケメンもバカ男だわ。誰にも共感できないけれど、物語は面白かった。

2014/10/31

ひめ

イケメンの貧乏神かぁ。いまいちなぁ~。そういえば、死神に取りつかれたお話があったなぁ。浅田次郎の『憑神』。こちらは面白かったよ~。

2014/12/16

キラ@道北民

働かないイケメン彼氏と現代で変貌をとげた貧乏神。被害者の会が催す「貧乏を断つ」ためのサロンに集まった女たちの生き様を描く。依存していく過程がよく分かり、気持ちは分からないでもない。自分の自信のなさをコントロールされ翻弄されるって、多かれ少なかれよくある事だと思う。貧乏神の設定はなるほどと思ったけど、キャラクターがイマイチだったかな?親友さえちゃんにもっと活躍して欲しかった。

2021/04/14

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