人生、ぐうたらに徹すべし
人生、ぐうたらに徹すべし / 感想・レビュー
ココアにんにく
私の住む町にずっと昔住んでいた遠藤周作さん。 勝手に親近感を覚えつつも読んだのは『白い人・黄色い人』 のみ。今回初めてのエッセイ。読み終わって今まで持っていたイメージと一変。人間臭いですね(文中によく出てくる○○○ではありませんよ)。狐裡庵という名前の意味はこうだったのか。印象に残った話は、「駄犬の知恵」「リヨンの隣の留学生」「教習所の教官」「タクシーのテノール」「歯に接着剤」など相手とのやりとりがすごく人間臭くて、オチもすごい。「言葉の力」の「微男子」にはw。芦屋川や甲南女子も出てきた。
2017/08/18
エリザベス
「ある思い出の光景」に納得
2022/10/24
もとやん
狐狸庵先生・遠藤周作のネスカフェ・ゴールドブレンド時代⁈のエッセイを再編した新書で、肩肘張らずに読めます。30〜40年前の文章ながら現代にも通じる普遍性があり、存外哲学的だったり。沈黙と静寂の違いについて、違いのわかる男に訊いてみたい気がします。
2015/04/19
くらーく
時代を感じるなあ。昭和、高度成長。いい時代だね? 名前を二つか三つ持とうは、よくわかる。ネットでも、本名で登録しているFacebookや、匿名で登録している読書メーター他で、複数名前を持っているものな。現代人は、実践済みかも。さすが、孤狸庵先生。 最後の竹下景子さんとのやり取りも、時代を感じるな。頬杖をついて終わるなんて、編集の妙だろうな。 まあ、徹することは出来ないけど、ぐうたらでも良いと言ってくれるだけで気持ちが安らぐよね。
2017/09/16
葉
物語チックであり、脱啓蒙の色が濃い本かと思っていたらそうでもなかった。忘れられぬ人の部分では昔の自分の思い出を思い出すこともあった。脱力系のイメージを持った。
2015/04/06
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