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ヒーロー!

ヒーロー!

ヒーロー!

作家
白岩玄
出版社
河出書房新社
発売日
2016-03-16
ISBN
9784309024486
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ヒーロー! / 感想・レビュー

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starbro

王様のブランチのブックコーナーで紹介されたので、読みました。白岩玄、初読です。当初かなり、漫画チックな内容かなと思いましたが、意外と正統派の青春小説でした。もう1つの短編、オマケ的な「どうぶつ物語-その後の演劇ショー-」は必要なかったのでは?10数年前に子供と東京ドームのヒーローショーに行ったことを想い出しました。

2016/05/23

みかん🍊

高校でのいじめを無くす為に休み時間にグランドでパフォーマンスをする英雄とそれを演出する手伝いを頼まれた佐古、毎日休み時間にこんなショーがあったら楽しいだろうな、これだけ運動神経抜群の英雄はどこか運動部に入ったら活躍できるのに、校長が言ったようにみんな何処かに居場所が必要それが保健室や図書館、たった1人の友人でも学校へ来る理由になればいい、大人になっても居場所と言う物は誰しも必要です、ましてや高校生の子供なら余計に。

2016/06/16

そうたそ

★★★☆☆ 「野ブタ。」を思わせる学園青春モノ。二作に共通するのはいじめに対しどう対応していくのかというのが主眼に置かれている部分。前作刊行当時は学生に近い年代だった著者も今では大人に。二作を比較しつつ読むのも面白いかもしれない。内容自体は極々軽い。一時間程度ですぐに読めるだろう。ただ軽さに反してその中身は案外と奥深い。作中で描かれているのは理想なのかもしれないが、いじめの解決に際し直接手を下さないというのは大切なことだと思う。色々書いたが、「野ブタ。」は越えてないかもとも思った次第……。

2016/04/28

MINA

王様のブランチで特集していたので。鈴ってあくまで語り手に過ぎないのであって、主人公は英雄かと思っていたから“え?もう終わり?”と拍子抜け感があった。でも≪どうぶつ物語≫もそれなりに面白かった。脚本名に玲花とあってほっこり。全然話は重たくないのでとても読みやすい一方で、いじめの構図というか…いじめってこうして生まれるんだとちと考えさせられた。「僕は人間の心の中に宿る正義っていうものが怖いんだよ。僕らが正しさを掲げるときには必ず見えなくなるものがある。ー相手の尊厳や、大切なものをないことにしてしまう。」

2016/07/09

kotetsupatapata

星★★★☆☆ 高校を舞台にした青春群像物語だし、40過ぎのオッサンには合わないかな?と思ってましたが、どこか冷めている鈴の心の内にかなり共感しました。 確かにネットのコメントとか見ていると、自分の正しさを疑わず、正義を振りかざす輩が多いですしね。 実際ヒーローシヨーでイジメ問題が解決するとは思えないけど、一人一人に居場所や逃げ場がある世の中になるといいですね。 校長先生の器の大きさに感銘

2019/08/19

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